仕事中に集中が切れたり、眠くなったりすることはよくあるだろう。
だが、いざ休憩するとなると、何となくダラダラとしてしまいがち……。
しっかりメリハリをつけて、気分を切り替えられる方法はないだろうか?
一定の時間で溶けるタブレット
そんな矢先に、気になるものを見つけた。「minute mint(ミニットミント)」は、仕事の合間の気分転換にぴったりなタブレットだ。
コクヨ・UHA味覚糖・クリエイティブスタジオのWhateverの3社で共同開発された。
一見普通のタブレットに見えるが、ユニークなのが一定の時間で溶けるようになっている点だ。パキッとした色合いのパッケージに、立体的なデジタル数字のデザインが目を引くが、この数字が溶けるまでの時間を表している。
溶けるまでの時間が1分半の「フォーカスミント」はちょっと集中したい時に、3分の「リフレッシュレモン」は少し休んで気分転換したい時に、といったように目的に合わせて使い分けられる。
「フォーカスミント」は直径1センチくらい、「リフレッシュレモン」は直径2センチくらいの大きさ。特に「リフレッシュレモン」はかなり粒が大きく感じた。
実際に溶ける時間を測ってみた
ここで気になるのが、本当にパッケージの時間通りに溶けるのか?ということ。
そこで実際に食べて、時間を測ってみた。
「フォーカスミント」は、鼻に抜ける爽やかさが特徴のミント味。辛みが強すぎないため集中力が削がれず、気分転換にちょうどいい。
舌で転がすように舐めてみたら、表記の時間より15秒ほど早く溶けてなくなった。
溶けるまでの時間は舐め方によって変化するそうだが、それでもほぼ1分半であることに驚いた。
この記事も適宜これを食べながら書いているのだが、ほどよい辛みとミントのすっきり感のおかげで集中力が持続できているように感じる。
刺激が強すぎるタブレットやガムは苦手なのだが、このくらいのミント感なら日常使いもしやすい。1分半でサクッと食べられるのも手軽だ。
一方「リフレッシュレモン」は酸味が強めのレモン味。気分がシャキッとしそうな酸っぱさで、目覚ましにもうってつけだ。
タブレットの粒がかなり大きめなので、溶けるまでに3分以上かかるのでは……?と正直疑っていた。しかしこちちらも、溶けるまでの時間は2分半ほどと、3分以内に収まる結果に。
あまり舌で転がさないようにしたらもう少し時間が延びたので、舐め方によるところは大きいかもしれない。
仕事中、少し眠くなったタイミングで口にしてみると、てきめんに目が覚めた。3分という時間も、眠気を飛ばして気分をリセットするインターバルとして、ちょうどいいと感じた。
時間設定の秘密は脳科学
ところで、なぜ1分半と3分なのだろうか。これには、脳科学が関わっている。
脳科学者のジル・ボルト・テイラー氏によると、人間の感情は反応から収束まで90秒かかるそうだ。
この秒数をリフレッシュの最小単位として設計しており、誰でも同じ時間で舐め終わるよう、0.01グラム単位までこだわって作られているという。
まさに、脳科学的にもリフレッシュにぴったりなタブレットだ。
現在は、全国のヴィレッジヴァンガードで販売中。4月26日(金)からはコクヨ直営店舗のTHINK OF THINGS(東京・千駄ヶ谷)とTHE CAMPUS SHOP(東京・品川)でも販売されるという。