「他の候補を応援するものではない」 千葉県知事選について現職・熊谷氏がXで持論 N党・立花氏の「2馬力選挙」表明に反応か

熊谷知事のX投稿の一部
熊谷知事のX投稿の一部

 千葉県知事選(27日告示、3月16日投開票)に立候補を表明している現職の熊谷俊人氏は8日までに自身のX(旧ツイッター)で選挙制度について持論を展開し、立候補者は「他候補を応援・擁護するものではない」との考えを示した。同知事選への立候補を表明した政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が、熊谷氏を応援する「『2馬力選挙』をする」と発言したことに反応したとみられる。

 熊谷氏は7日夜のXの投稿で、選挙について「立候補者がビジョンや公約を示し、その実現のために有権者に選んで頂くものであり、他候補を応援・擁護(と称しての誹謗中傷も含む)するものではない」と強調。その上で、「各自がビジョンや政策を示し、有権者が千葉について知り、考える機会となる有意義な選挙となることを願います」とつづった。

 また、「虚偽情報の流布等があれば、必要に応じて法的措置を取ることもあります」とし、SNSなどでの虚偽情報の拡散に対して厳しい姿勢を取る姿勢を示した。

 立花氏は7日の記者会見で出馬表明。その際、熊谷氏が選挙に関するSNS発信について、第三者による虚偽投稿対策として「一定の規制を」と訴えたことを巡り、「SNS規制は大賛成」「今回僕に投票しなくていい。熊谷知事を応援する『2馬力選挙』をする」などと訴えていた。


  • Xでポストする
  • LINEで送る