石破政権の外交と安保…対米追随を疑問視 軍事評論家・前田哲男さんに聞く
2025年1月10日 16時00分 (1月10日 16時00分更新)
東アジア情勢が緊迫感を増す中で迎えた戦後80年。新政権が誕生する米国とどう付き合い、関係改善には程遠い中国や北朝鮮とどう向き合うのか。問われているのは、日本の外交と安全保障のあり方だ。石破茂政権の現在地をどう見るか。護憲派を自任する軍事評論家前田哲男さん(86)に聞いた。 (西田直晃)
「自衛隊と米軍の一体化が極まれば、中国との衝突が現実味を帯びてしまう」
渋い顔つきの前田さん。インタビューの冒頭から危機感を語った。ミサイル基地化された南西諸島、激増した多国間演習。「互いに核を持つ米中に核戦争の意思はないだろう。ただし、米国は自衛隊を取り込み、中国を挑発させる役割を与えているようだ」と警鐘を...
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