カーリング女子日本一『フォルティウス』とは…スキップ吉村紗也香はママさん選手、かつては北海道銀行が支援、吉田知那美も在籍
2025年2月9日 19時33分
◇9日 カーリング 日本選手権決勝 フォルティウス8―7北海道銀行(横浜市・横浜BUNTAI)
フォルティウスが4年ぶり3度目の優勝を飾り、今季世界選手権(3月・韓国)と2026年ミラノ・コルティナ五輪日本代表候補決定戦の出場権を獲得した。最終第10エンドで追いつかれたが、後攻の第11エンドで1点を挙げ、北海道銀行との接戦を勝ち切った。
チームは11年に冬季五輪に出場した経験を持つ小野寺歩(現姓・小笠原)と林弓枝(現姓・船山)が中心となり、札幌市を拠点として本格的な活動を開始。北海道銀行がスポンサーとなって「北海道銀行フォルティウス」のチーム名でプレーした。名前の由来はラテン語の「より強く」で、チーム創設当時は現在はロコ・ソラーレで活動している吉田知那美もメンバーだった。
13年には翌14年に行われるソチ冬季五輪の日本代表候補決定戦を勝ち抜いて世界最終予選の日本代表になり、同五輪の出場権を獲得。五輪本番では5位入賞を果たした。日本選手権も15年と21年に優勝。しかし、18年平昌五輪と22年北京五輪は出場できず、21年11月末をもって、新しくカーリング部を設立することになった北海道銀行とのスポンサー契約が終了。その後はクラブチームとして活動してきた。
現在のスキップは北海道常呂町(現北見市)出身で札幌国際大を経て14年から加入した吉村紗也香(33)。23年12月の出産と産休を経て、今季からチームに復帰していた。
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