公開請求した記者の個人情報、三重県が鈴鹿市に漏えい 「制度を揺るがす」と識者
2023年11月21日 05時05分 (11月21日 05時05分更新)
情報公開条例に基づき、中日新聞が三重県の出先機関である鈴鹿県税事務所(鈴鹿市)に県と鈴鹿市、市教委の協議内容について公開請求したところ、事務所幹部が市幹部の求めに応じて社名と記者名を伝えていたことが分かった。本紙の指摘に、県税事務所の増地克所長は事実を認め、「情報公開制度および個人情報保護制度に対する認識が不足していた」と謝罪した。
請求は市関連の課税措置に絡み、本紙記者2人が2日、申請用紙に会社名と氏名を記入し、同事務所に提出した。県と市によると、同日に県担当者が市総務部幹部に連絡し、報道機関から情報公開請求があったことを伝えた。市側から氏名などを教えてほしい言われ、会社名と個人名を伝えた...
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