【どちらを観る?】2009年もあとわずか…年末年始オススメ映画レビュー第1弾
師走の慌ただしいこの時期はなにかと外食が多くなる。おいしい料理を食べるのはもちろん幸せなことだけれど、外食が続くほど家でゆっくりと手料理を食べたくなったりもする。そこで、年末年始に公開される映画の中でまずオススメしたいのは『ジュリー&ジュリア』。主人公は料理家ジュリア・チャイルドと彼女の料理に魅了されたジュリー・パウエルという2人の女性。食べることが大好きなジュリアはパリでフランス料理に出会い、家庭のキッチンで誰でも作れるフランス料理を作れるレシピ本を作った実在の人物。そして、彼女のそのレシピ本が現代のニューヨークで生きるジュリーの生き方を変えるという人間ドラマだ。美味しそうなフランス料理はもちろん見どころ。でも、それ以上にジュリアとジュリー、2人の女性を陰ながら応援し続ける夫の存在も温かな気持ちにさせてくれる。愛する人、大切な人との食事がどれだけ幸せなことのなのか痛感するだろう。日本ではフランス料理というと、格式が高くとっつきにくい…と思われがち。けれど、この『ジュリー&ジュリア』を観れば、もっと親近感がわくはず!