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アカデミー賞助演女優賞は例年通りの予想最難関!サプライズ受賞なるか!?

第97回アカデミー賞

 例年通りなかなか予測が難しい助演女優賞。今回の賞レースではハリウッドの新進女優モニカ・バルバロにイギリスの演技派フェリシティ・ジョーンズ、超ベテランのイザベラ・ロッセリーニまでが顔をそろえる。最もオスカーに近そうなのは、メキシコの元麻薬王と関わった弁護士を演じたゾーイ・サルダナか、歌手としてもトップをひた走るアリアナ・グランデといったところか!? 白熱したバトルが継続し、混戦模様で最後の最後まで結果がわからないのもまた例年通りと言えそうだ。(文・平野敦子)

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モニカ・バルバロ 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』

モニカ・バルバロ
(C) 2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.

 幼い頃からダンスやバレエを学び、ニューヨーク大学ティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツでダンスの学位を取得。卒業後はカリフォルニアに戻って演技を学び、ドラマシリーズ「HAWAII FIVE-0」「シカゴ P.D.」などにゲスト出演。「シカゴ・ジャスティス」やNetflixの「THE GOOD COP/グッド・コップ」などでレギュラーキャストを務める。トム・クルーズ主演の『トップガン マーヴェリック』のパイロット役で一躍脚光を浴び、ティモシー・シャラメと共演した本作では、フォーク界の女神と呼ばれるジョーン・バエズを熱演。新進女優が一気にオスカーへと手を伸ばす。

モニカ・バルバロ
1990年6月17日生まれ
アメリカ・カリフォルニア州出身
主な出演作
名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(2024)
『トップガン マーヴェリック』(2022)
『アイム・チャーリー・ウォーカー(原題)/ I'm Charlie Walker』(2022)

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アリアナ・グランデ 『ウィキッド ふたりの魔女』

アリアナ・グランデ
(C) Universal Studios. All Rights Reserved.

 幼い頃より歌うことが好きで、8歳で北米プロアイスホッケーリーグの試合で国歌斉唱、15歳でブロードウェイ「13」の舞台を踏む。その後、ミュージカルドラマシリーズ「ビクトリアス」のキャット役でブレイクし、「ビクトリアス」のキャットと「i カーリー」のサムが主人公のスピンオフドラマ「サム&キャット」に主演。2011年には歌手としてデビューし、世界で最も売れている音楽アーティストの1人にまで上り詰めた。『ズーランダー NO.2』『ドント・ルック・アップ』など、歌手としてだけでなく女優としてもキャリアを磨いてきたシャイニングスターの実力が試される。

アリアナ・グランデ
1993年6月26日生まれ
アメリカ・フロリダ州出身
主な出演作
ウィキッド ふたりの魔女』(2024)
『ドント・ルック・アップ』(2021)
『ズーランダー NO.2』(2016)

フェリシティ・ジョーンズ 『ブルータリスト』

フェリシティ・ジョーンズ
(C) DOYLESTOWN DESIGNS LIMITED 2024. ALL RIGHTS RESERVES (C) Universal Pictures

 俳優の叔父と家族の勧めにより女優を目指し、11歳で演技を学び始める。ドラマシリーズ「ミルドレッドの魔女学校」に出演した後もさまざまなドラマや映画に出演。『博士と彼女のセオリー』でホーキング博士の元妻ジェーンを好演し、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のような大作から『ビリーブ 未来への大逆転』などの社会派ドラマ、エディ・レッドメインと共演した『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』と、どんなジャンルの作品でも輝きを見せる演技派女優が賞レースにリーチをかける。

フェリシティ・ジョーンズ
1983年10月17日生まれ
イギリス・バーミンガム出身
主な出演作
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)
インフェルノ』(2016)
『博士と彼女のセオリー』(2014)

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イザベラ・ロッセリーニ 『教皇選挙』

イザベラ・ロッセリーニ
(C) 2024 Conclave Distribution, LLC.

 ロベルト・ロッセリーニ監督と女優のイングリッド・バーグマンの間に双子の姉として誕生。大学卒業後はイタリアのテレビ局に勤め、1976年、母主演の『ザ・スター』で映画デビュー。モデルとして活躍した後、『ホワイトナイツ/白夜』で本格的に女優業を再始動させる。デヴィッド・リンチ監督の『ブルーベルベット』でインディペンデント・スピリット賞主演女優賞に輝くなど高い評価を得た後もコンスタントに良作に出演。大スターだった母親や巨匠と呼ばれた父親というプレッシャーに負けず、地道にキャリアを積んできた大物女優の真価が問われる。

イザベラ・ロッセリーニ
1952年6月18日生まれ
イタリア・ローマ出身
主な出演作
最高の人生をあなたと』(2011)
不滅の恋/ベートーヴェン』(1994)
『ブルーベルベット』(1986)

ゾーイ・サルダナ 『エミリア・ペレス』

ゾーイ・サルダナ
(C) 2024 PAGE 114 - WHY NOT PRODUCTIONS - PATHE FILMS - FRANCE 2 CINEMA COPYRIGHT PHOTO : (C) Shanna Besson

 ドミニカ共和国出身の父親とプエルトリコ出身の母親のもとニュージャージー州で生まれ、ニューヨーク州クイーンズ区で育つ。一旦ドミニカ共和国に移り、そこでバレエなどを学んだ後にアメリカへと戻り、『センターステージ』で映画デビュー。J・J・エイブラムス監督の『スター・トレック』、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』などで人気スターに。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のガモーラ役でも人気を博す。共演者らと共に女優賞の栄誉に輝いた第77回カンヌ国際映画祭の勢いのまま、本国アメリカでもトップを目指す。

ゾーイ・サルダナ
1978年6月19日生まれ
アメリカ・ニュージャージー州出身
主な出演作
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ(2014~)
コロンビアーナ』(2011)
『アバター』(2009)

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