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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOPハーレクインコミックスハーレクインコミックス ハーレクイン ハーレクイン 忘れられた婚約者忘れられた婚約者
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作品内容

6年前にロンドンに出てきて以来、お針子として働いているメアリー。彼女が刺繍したドレスは今、社交界で大流行だが、まったく給金は貰えていない。それというのも、彼女は、記憶をなくし路頭に迷っていところを拾われた身の上だったからだ。ある日、メアリーはお使いの帰り道に全身黒ずくめの紳士に追いかけられる。数日後、怯える彼女の前にその謎の紳士、マシソン卿が現れて思いがけない言葉を放った。「結婚を目前に、きみがぼくから逃げた理由を教えてくれ!」

詳細  
簡単
1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全1巻完結

  • 忘れられた婚約者

    500pt/550円(税込)

    6年前にロンドンに出てきて以来、お針子として働いているメアリー。彼女が刺繍したドレスは今、社交界で大流行だが、まったく給金は貰えていない。それというのも、彼女は、記憶をなくし路頭に迷っていところを拾われた身の上だったからだ。ある日、メアリーはお使いの帰り道に全身黒ずくめの紳士に追いかけられる。数日後、怯える彼女の前にその謎の紳士、マシソン卿が現れて思いがけない言葉を放った。「結婚を目前に、きみがぼくから逃げた理由を教えてくれ!」

レビュー

忘れられた婚約者のレビュー

平均評価:3.6 21件のレビューをみる

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高評価レビュー

クリストファーの消えぬ強い愛が彼女を救う
愛の強さがヒロインを地獄から救い出した。悪意と嫉妬の底知れぬ恐ろしさ。悪魔のような企みは殆ど成功したも同然だったが、愛しているコーラ、ヒロインのことを片時も忘れることはなかったクリストファーは、何処にどんな姿で何をしていようと、彼女を見間違えなかった。
私は基本、相手が好きになったら何者であろうと感情に素直なストーリーが大好き。しかも、ずっと好き、というのがこの上なく好き。6、7年間では、断ち切れるほど長いといいきれない。

このクリストファーは、まさしく私の理想の愛の権化のような役どころで、この設定だけで彼に幸せを、と祈らずにはおれなかった。

ヒロインが誰であろうと、その感情に従い、ヒロインに幾度目かの苛酷な悪意の行為が襲いかかったとき、今度は間一髪で救出に成功した。かつて結婚を誓い合った生死も定かでない相手であることを、ヒロイン当人が違うと言っても、何度言っても、自分の愛してる人なのではないのかと、心のどこかに自分の勘に間違いはないと信じ続けた愛の人。
もう、もう、それだけでどれだけ好きか十二分に素敵なのだが、話は悪人の罪が、重く問われることが無く終わる。ピュアな彼らの前に戦慄の犯罪者は静かな退場だけ。確かに世の中実際邪魔者を不当に叩きのめして自ら接近するなんて悪人いるけれど。
兎に角やっと訪れた平穏。憎悪を長年見抜けなかったという善男善女(!)、なんだか、人ってどうもこうして見抜けないものかなぁと、現実社会を見た気がして寒気がした。

悪夢のような7年。7年もの間をコーラという暗闇の中で怯えて暮らしたヒロイン。その修羅場を潜り抜けたればこそ、犯人との対峙にもう怯まない。
弱かった少女は自分の足で立ち、失われた七年を返せと、奪ったものを返して、と言い返す。
HQには、幼かった頃はダメだったけれど、大人になった今なら出来る、というストーリーも結構あって、失敗のリベンジで自力で光を掴む話には女性の成長がよく題材にされるが、この場合は悪質な犯罪に対して、最終的に、敵と戦える女に成長したヒロインの幸せ奪回ドラマなのだ。異色だが、彼の褪めない愛、あせない愛、消えない愛、恋人から婚約時代を経て空白の七年間愛し続けたストーリー自体に私は感動した。
高らかな愛の勝利が結末に感じ取れてよい。

「売り渡された淑女」を先に読んでおり、その順番は楽しめた。でも、逆でも問題ないとは思うが。
いいね
4件
2018年3月11日
女の嫉妬って…
ヒロインをヒーローから引き離すべく閉じ込めたりし
7年もの間辛い思いをさせて悪魔のようです。本当にミステリーを読んでいるようでした。ヒロインが記憶が戻ったのも幸せになれたのもヒーローの7年間変わらない愛のお陰です。ハピエンでしたがなかなか読み応えがありました。
いいね
1件
2023年6月6日
記憶喪失のヒロインと7年待ったヒーロー
ずっと婚約者のヒロインを待ち続けたヒーロー。健気。。こんなにも愛されてみたいものです。ヒロインも、7年前の抵抗できない小娘ではなく、理不尽に抵抗できる強さを身に付けている。ヒーローの顔立ちがや)幼く見えるのが唯一残念。
いいね
1件
2020年1月3日
最後の方が色々モヤっと
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作にあたる『売り渡された淑女』を読んで気になっていたが、評判が割れていたので、しばらく買わず、値引き時に購入。
前半のミステリー展開が非常に好みで、ヒロインが本当に行方不明の婚約者なのか、だとしたらどうしてこんなところにいるのか。また、ヒロイン本人はあまりわかっていないが、過酷な労働下に置かれており、いつ救出されるのか。ヒーローとの恋路はと、気になる点が盛り沢山で、ハラハラしながら読んだ。
記憶が戻らないながらも、結ばれたときには感動したものだが、ヒーローの領地に戻ってからの展開が今ひとつ。

ヒロイン兄がヒロインを見ていきなりキレてヒーローに襲いかかるのに唖然とし、ヒロインが記憶を失うきっかけを思い出すくだりではその内容にヒーローの頼りなさにガッカリし(おそらく10代後半ではそんなものかもしれないが)。ヒーロー母に気に入られてる幼なじみのライバル女を初恋の相手だとわざわざヒロインに告げ、そんなライバル女を相談役に選んでるヒーローの無神経さに腹が立ち。ヒーロー母も身分違いで反対したらしいライバル女を褒めてヒロインを貶めるヒドイ人物で、次第にイライラ。そこへ来てのライバル女の悪事の発覚と殺人未遂で、読んでるこちらはライバル女への憤りとイライラがマックスなのに、あっさり許す主役二人にガックリ。更にヒーロー兄がライバル女にやたら同情的態度をとるのにも、あきれがすごかった。好意があったのはわかるが、ライバル女の方はヒロイン兄など眼中になく、しかもその女が妹を苦難に追い込んだの忘れてない? ヒーローに殴りかかったのはなんだったの。
というか、ヒロインのこれまでの境遇を見てたら、「どこかに押し込める」行為でも待遇が良すぎると思うのだが。
しかもライバルは都合が悪いことも嫌なことも綺麗さっぱり忘れて、いっそいい目を見ているような。
最後の方でよかったのは、ヒロインが自信をつけてライバルに言い返せる強さをつけていたところぐらいか。ヒーローは一気に影が薄くなった感じで、終盤の展開だけが残念な作品だった。
ところで、嫌味なヒーロー母はどこへ行ったのか。家督を譲って他所へ移ったのか、亡くなったのか。不安要素なのではっきりして欲しかった。
いいね
0件
2020年3月20日
「売り渡された淑女」からの
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 単独で読んでも十分楽しめますが、他の方のレビューにもある通り、本作は「売り渡された淑女」の後に読むと、前半はマシソン卿繋がりで、クロスオーバーする内容もあるので、より面白くなると思います。
ヒストリカルHQは沢山出ているなかで、個人的には、もとなおこ先生と橋本多佳子先生はまずハズレがないと思ってますが、よく見る148ページからちょっと長めの160ページと言うこともあってか、前半はヒーローとヒロインの強い愛、後半はヒロインの失った7年間の記憶を辿るミステリーを中心に展開され、読みごたえ十分の作品です。
後半はなかなか重いので、軽いタッチのHQが好きな方は入り込めないかもしれませんが、ガッツリクラシカルにハマりたい時にはおすすめです。
原作と関わる部分なのでコミックではどうこう出来ないかも知れませんが、最後の黒幕判明!のところにもう少しひねりがあればな~とは思いました。
いいね
0件
2021年8月9日

最新のレビュー

読みやすい
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ あまりHQを読んだことのない私でも違和感なく読めました。絵と内容がマッチしていて手に取りやすかったです。マシソン卿がほんの少し登場する関連作「売り渡された淑女」も読みましたが両方楽しめました。
いいね
0件
2024年2月18日

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