読書をするとその世界観を垣間見ると思う。
この作品を見た時に自分は世界観どうこう以前に、絶対に冷やごはんが出てくる部屋に入れられた気持ちでした。
話の展開をおかずとするなら、いつも変わらないベースに冷やごはんが来るわけです。
ごはんを
食べるのならおかずも出す部屋です。
幸か不幸か、話の雑さがそれで紛れている感もあって逆に評価が上がってる気もします。
冷や要素は主に、ギャグ・性能枠・どう見ても行動がエンジョイ勢。
ギャグは笑いに厳しい所なら、親に友達おらんくなるからやめときと言われかねないレベル。人情的にはアリにはしても雑味が…、度胸は買う。
性能枠は、本当にいらない。ただの縛り・意味のない演出でしかない。あと文字数の増加。エンジョイ行動じゃなければ性能枠も見る価値が出そうなのだが…。
褒めるところはあんまりなく、キャラがいいひとくらい。
大概は、ギャグをマイナスに感じないなら問題なく読めるのではと思う。
自分の感性では、主人公はひょうきん者という括りで笑いの人にならない。そのわりには自覚的すぎて萎えてしまう。環境含めて面白く見えればいいけれどそれには及ばず。最初は「まあええんちゃう?」って言うけど、ぐいぐいがセンサーに当たって「じゃあ真面目に言うけど…」てなってもうた感じ。ファンの人にはごめんやで。
あと他には、自業自得とまでは言わないけれど、何が不幸って行動が縛られてる周りよ。良い効果が出る世界観だからと思いつつも……。
異世界に来た側に良い印象をほとんど抱かなかったのも理由か。
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