うまいなぁ。シーソーのようにあっちに行ったりこっちに来たりする心の機微の描き方の妙で、意識が逸れることが全くない。ハイスペの受けって本来はあまり好きではないのですが、安西さんにかかるとすごく魅力的な仕上がりになって大好きです。「好きって言い
たい」とか「彼は恋を止められない」とか、同じくハイスペ受けが出てきますよね。あの「高嶺の花」感がたまらん。受けを好きすぎてワンコ化してる攻めが、「え、これって夢?現実だったら俺もうすぐ死ぬの?」って勢いで受けを愛でまくるのがもう・・ね。今回の藤木もそんな攻めです。押して押して押しまくって絶対に引くことをしない不器用な愛し方がキます。園田、頼むからもう堕ちてくれーって思いながらページをスクロールする手が止まりませんでした。後半はもう読み終わるのが嫌すぎて牛歩の読み。何ページの本だろうと薄ーい本なんじゃないかと錯覚するあっという間の読み終わりでした。
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