主人公って、ちょっとヘンなところがあるくらいの方が、ストーリーが予想しづらい展開になって面白いけど、あんまりにもヘンなやつだと、共感できないし、好きになれないから、作品そのものを応援しづらくなると思う。
この作品の主人公、和也は、そこら辺
ギリギリなんだよね。
でも私には、ギリギリOKだったし、細かいところを見ると、意外と自分よりも弱い者への優しさとかが読み取れたりして、共感もできた。
自分のことも周囲のことも、考えて考えて、パンクして、なんだか分からなくなって・・・、開き直って出たとこ勝負するけど、覚悟は決まってないから膝がガクガクしてる、みたいな経験がある人は、その時の自分を重ねて読むと、ガッツリ思い出せて、スマホ投げたくなるかも。(楽しみ方の1つとして)
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