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ラブレター
1巻完結

ラブレター

150pt/165円(税込)

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作品内容

『神様がうそをつく。』『金のひつじ』の尾崎かおりが贈る、母子の物語。生まれる前の魂の「僕」。神様に、誰の元に生まれたいかと問われ、僕は彼女を選んだ。彼女は魚沼麻子、17歳。家出中でスナックで働いている。彼女と僕は、僕の父の家で暮らし始めるが、そこでの生活は長くは続かなかった……。雑誌掲載後、大きな反響を呼んだ傑作読み切りを電子書籍化。※本作は「金のひつじ」3巻にも収録されています

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    150pt/165円(税込)

    『神様がうそをつく。』『金のひつじ』の尾崎かおりが贈る、母子の物語。生まれる前の魂の「僕」。神様に、誰の元に生まれたいかと問われ、僕は彼女を選んだ。彼女は魚沼麻子、17歳。家出中でスナックで働いている。彼女と僕は、僕の父の家で暮らし始めるが、そこでの生活は長くは続かなかった……。雑誌掲載後、大きな反響を呼んだ傑作読み切りを電子書籍化。※本作は「金のひつじ」3巻にも収録されています

レビュー

ラブレターのレビュー

平均評価:3.8 5件のレビューをみる

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高評価レビュー

空が青いから 白をえらんだのです
これは正しい、これは悪い。

人って、そういう判断を誰のためにするのでしょうか。
本当に相手を思ってでしょうか。
正しい、正しくないとかそれって誰かを救うんでしょうか。

理解できない、自分ならそうしないとか。
同じ体験をしていたら別だけれど、
そうなっていないなら、そんなにハッキリ言えることなのかな…。
自分もそうしがちだけど、そういう疑問や自分も「正義感」という名の刃を持っていると意識して生きたいと思います。

この作品の『僕』を見ていて、レビュータイトルにした「くも」という詩を読んだ時と同じ様にショックを受けて、心が震えました。
この詩や本作の前にして、それを表せる言葉を私は見つけられません。
いいね
9件
2022年3月7日
切ないけれど愛を感じるお話でした
万人受けしないかもしれませんが、尾崎かおりさんの真骨頂の短編だと思います。切ないけれど、読み終わるととても優しい気持ちになります。
薄っぺらでない『愛』が描かれていて何度読み返しても泣いてしまいます。
読んだ時に感じる感情が一種類だけではなくいくつもの感情がからまって重なったような複雑な気持ちにさせてくれるとても素敵なお話なので、尾崎かおりさんのファンの方は是非よんで欲しいです。
いいね
0件
2021年6月12日
天国からの恋文
天国にて。
「僕、麻子さんの子供になりたいです!絶対!」
17歳。家出中の未婚の母。父親は無職。喫煙あり。
おそらく厳しい家庭環境になるであろうその母親のもとに、小さな魂は自ら望んで舞い降りた――。

フォロー様のレビューで知った作品。
その魂のゆくえがどうなるのか、読まずにはいられなかった。

読後、どう評価すればいいのか…かなり悩む。
天国から届くラブレターは美しくも儚すぎて。
魂の救済という面で見ると、なんともやりきれない。複雑な読後感。

…うん、これは他の作品も読んでみようと思ってたら、ちょうど今「金のひつじ」が一巻無料♪

で、止まらなくなってそのまま三巻まで大人買い。


…はい!知ってました!
「金のひつじ」3巻に、この短編、収録されているのです!!(゚∀゚)

ダブって買っちゃったけど、でも私はこの順番で読んでよかったな。
ストーリー展開がものすごく上手い作家さん。
絵も上手いです。

興味のあるかたは、是非。
いいね
6件
2022年3月23日
救い
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 読まずにはいられなくて購入したけど、苦しくて涙がこみ上げてページをめくるのが怖かった。

なにちゃっかり自分だけ実家の世話になってるんだよってムカついたけど、こんなに優しい視点での展開もアリなんだって目から鱗。

確かに幼い子どもって、最初は無垢で純粋で善良だよなって腑におちた。

現世で辛い思いをした子どもたちが、みんなこんな風だったらまだ救いがある。
いいね
0件
2022年4月23日

最新のレビュー

美化し過ぎ
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ テレビのニュースで見るといつも思う、
なぜ父親は罪に問われないのか?
飢えで死ぬというのはとても辛い死に方だとか。
守ってくれる人もいない。恐怖と不安と絶望のなかで息をひきとることになる。
身を寄せる親がいるなら、変な意地を張らずに、もっと早く実家を頼れば良かったのにね。
どんなに罪悪感に苛まれても、生きてる間は自分の寿命が尽きるまで生きていかなきゃいけない。
こういう感動させようとするお話は自分には合わなかったです。
いいね
2件
2022年8月9日

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