腐ォロー

本作を電子書籍化してくださり本当にありがとうございます。もう本当に感謝です。
言わずとしれたレディコミの古豪作家様。レディコミ。自分はその時幼年でしたのでさすがにあからさまには読めませんでしたw。だがしかし、をのこらが古びたエロ本に異常に興奮するように、をとめらも然り。いくらでもネットで手に入る時代。それでも異様に引き付けてやまないわら半紙の少し焼けた紙と匂い。あの匂いがねぇ。単なるわら半紙の匂いなんですけどどうにもエロかった。春画にオカズ以上の芸術的価値を付加する大和魂。しかして、レディコミもまあ面白い。時にグロテスク、時にショッキング。何故か。まず単純に画力高い。美しい肢体。生き生きとした表情。目を奪われずにいられない。そのうえお話は面白い。エンターテイメント性が高い。単純に面白いわけです。
さてそんなレディコミの大作家様のBL。面白くない訳がない。めちゃくちゃ面白かった。くすりと笑って、ほほうと読んで、エロいつうか18 禁だな、と思ってたら、何だか泣きそうになった。

［腐ォロー］義理の弟×亡くなった姉の夫＋おかあさま。
［斜上からキタ腐ォロー］クズ不良DK×優等生＋義理のおかあさま。
［良いコの腐ォローの賜物］ヤミ金社長×少々よわい美人。それから良いコ。
［ティラノ腐ォロー］父親×同級生(成人済み)＋息子(成人済み)。
［孤城腐ちて］同級生の父親×息子の同級生(成人済み)。

どれも短編として独立してますが、孤城腐ちてを読むと話の繋がりが見えて二度美味しい。

腐ォローシリーズは面白かった！なんだろう、このユーモアセンスはくすぐったい。心がこしょこしょする。とても好き。爆笑でもギャグでもなく、シュールに近いかもしれないけど、シュールというには温かい。決してアイロニーではない。真面目という意味のシリアスな笑いかもしれない。

孤城腐ちて、はとても良い話でした。最初は腐ォローシリーズと同じような話かと思ってたんですが、すごく良かった。泣きそうになった。

後書きまで面白い大満足な一冊。エロいっていうか、自分の中の18 禁ってこういうイメージでした。

フォロー様のレビューが上がり、その時点で買う気満々だったのだけど、一応試し読み…であまりの面白さに即買い。これは、本当にまた新しい風が吹きました。この面白さは知らなかった。鼻息フンフン吐きながら終始笑ってるんだけど、何かいい話やん…ってなる。最後の『孤城腐ちて』においては感動。人生って、何で私しゃこんな不幸なの…の先に思いもよらぬ幸せや出会うべき何かがあったりするから不思議なもんで。この話を読んでこの作品全体を振り返ると、そういう人生の深みを考えさせられてしまう。総じて面白い！！という想いが溢れました。
これは並な私には辿り着けない作品。もう、フォローさんに感謝しかない…と思って作者さんの他作チェックしたら、読み放題に読みきれない位出てきて。…もうね、あれですよ。美声と共にラッパ吹いた天使が舞い降りて来るやつ。
世の中から面白いが尽きる事は無いんだ…そう感じられる歓び。多分この世の面白いを全部網羅する事は出来ないだろうけど、「あぁ！面白い…！最高だぜ！！」って叫んで死にたい（笑）

フォローしてる方々のレビューを拝見し即ポチでした！何ですかーーーー！！！これは(ﾟ∀ﾟ)！！！も〜こんなぶっ飛んだ作者様を知ることが出来て嬉しいです〜(^^)。教えていただきありがとうございます♪もう12ページぐらいからずっとニヤニヤが止まらず、爆笑なんてありません。(嘘です。2回目から爆笑の荒らしでした…)涙はありません。ただ絶対に開けちゃダメだよって言われた箱に向ける眼差し、開けようとするドキドキ感でしょうか、腐女の極み(>_<)…よくわかんない！もう短編1から『あー参りました…』すっごく好きです！あのお母さん…。いいわけで全て持っていく。最高！また短編2の義母の使い方。(使い方なんて失礼ないい方お許しください)流石です。もうその後は野郎共の愛しかありません。フォロー様が仰るように、私の中ではエンターテイメントでした！読後はなんの後腐れもなく、むしろ爽快感が残る作品でよし、今日も一日頑張るぞー！張り合う訳ではないですが、何故か負けていられないな…っと。