X広告の試し読みで惹かれて、初見の作家さんです。
タイトルの通り、1話時点では良い意味で平成BLっぽい印象、平成BLの懐かしさや良い所だけを抽出したような感じを受けました。
抽象的な会話、曖昧で少し不思議な空気感、そのまま進んでいく
感じ。
平成の時なら進展させるための流れとして「受けに惹かれた攻めが無理矢理襲ってしまう」になってしまうケースもまあまああった気がするんですが、受けが攻めに惹かれて誘い受けする形を取ってくれているので嫌な感じもなく。
濡れ場の描き方も近年メインになっている直接的な絵の連続ではなく、見せ方や雰囲気でゾクッとさせてくれて良いです。好きです。
平成BLと一言に言っても期間が長く、色々な作家さんがいた(いる)ので通ってきた道によってはピンとこない方も勿論いるとは思います。
手の描き方が好きです、この細くて平たくて節ばった感じ。
灰くんの表情も魅力的。灰くん可愛いな〜色っぽいな〜。
(もし作者さんが作風や絵柄に関して「昔っぽい」という感じの事を言われるのがご不快に感じるようでしたら、褒めるつもりで連呼してしまって本当に申し訳ないですが…)
灰くんが何歳くらいかな?(若すぎる設定ではないか)とかの気になる点や、この後どういう展開になるのかまだ未知数な部分もありますが、続きも読んでみたいと思います。
それにしても扉絵、色っぽすぎてまさに「目のやり場に困る」……途切れて見えない下の方はどうなってるのかな……。(褒めてます)
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