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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOPBL(ボーイズラブ)マンガBL(ボーイズラブ)コミック 祥伝社 onBLUE onBLUE comics 2世と器2世と器【電子限定特典付】
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BLマンガ
2世と器【電子限定特典付】
1巻完結

2世と器【電子限定特典付】

750pt/825円(税込)

525pt/577円(税込)
3/27まで

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作品内容

【電子限定!描き下ろし特典ペーパー収録】
宗教2世と教団の神様はクラスメイト。
2人は友達ーー。

[信仰][虐待][家族][初恋][恋愛的指向]。
夜明けを求める少年たちの心ゆさぶる地獄脱出譚。

高校生の東春一は、新興宗教にのめり込む母を持つ宗教2世だ。
ある日、母にむりやり連れて行かれた集会で登場した「燈主様」は、クラスメイトの賽原永真で、春一は仰天する。
学校では話したこともない永真は、ここでは神様のような存在で、彼の人格を無視して崇め奉られていた。
そしてその晩、春一は一心に灯油タンクをひきずって宗教施設をめざす永真を目撃しーー!?

それが、周囲の大人に心身を追い込まれてきた永真と、彼に寄り添う春一の、不思議な出会いだった。

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1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全1巻完結

  • 2世と器【電子限定特典付】

    750pt/825円(税込)

    525pt/577円(税込)
    3/27まで

    【電子限定!描き下ろし特典ペーパー収録】
    宗教2世と教団の神様はクラスメイト。
    2人は友達ーー。

    [信仰][虐待][家族][初恋][恋愛的指向]。
    夜明けを求める少年たちの心ゆさぶる地獄脱出譚。

    高校生の東春一は、新興宗教にのめり込む母を持つ宗教2世だ。
    ある日、母にむりやり連れて行かれた集会で登場した「燈主様」は、クラスメイトの賽原永真で、春一は仰天する。
    学校では話したこともない永真は、ここでは神様のような存在で、彼の人格を無視して崇め奉られていた。
    そしてその晩、春一は一心に灯油タンクをひきずって宗教施設をめざす永真を目撃しーー!?

    それが、周囲の大人に心身を追い込まれてきた永真と、彼に寄り添う春一の、不思議な出会いだった。

レビュー

2世と器のレビュー

平均評価:4.0 18件のレビューをみる

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高評価レビュー

これだからBL漁りはやめられない
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ また素晴らしい作者さまに出会ってしまった…
性的マイノリティと宗教問題をクロスオーバーさせた意欲作。
BLジャンルで間違いはないのですが、BLの皮を被った「不同意」への問題提起、行動の有用性とコミュニケーションの必要性を図解する参考書のような作品ともいえる。
もし恋愛感情を抱かないアロマンティックな春一(はるひと、ハルイチ)が他者に性的欲求を抱かないアセクシャルだったら、こんなふうに永真(とうま)と繋がることはできなかっただろう。
恋と宗教。特別な誰かにのめり込み現実世界から浮き足立ちやすいという点は似通っている。恋も燃え上がり過ぎれば妬け焦げるから、むしろ一般的に恋愛と呼ばれている束縛スレスレの関係性より春一の永真に抱く感情で結ばれた方がよっぽど長続きしそうだしリスペクトがあって、まったく問題めいたものを感じなかった(恋愛感情を持っている永真がどこまで理解を深められるかにかかっているのだろうけれど)。
自我が育つ前に摘み取られた永真はともかくとして、肉体的な折檻はなかったにしろ春一みたいにひらけたタイプの人間が特定思想や宗教に押し込められるのは、ものすごい苦痛だったろうな…
「大人」ってなんなんだろう。宗教に救いを求めた母親も問題をもみ消すような警察も教祖に心酔した教師も「大人」なら、春一や永真の助けになろうと動いてくれた叔父なども「大人」。もし春一がグレていたら。もし永真が闇堕ちしていたら。春一と永真が出会えなかったら。圧に負けて踏み出せなかったら。頼りになる大人や「知ろう」と努めてくれる友人がいなかったら…たらたら考えただけで涙が出る。
(金や信仰の話はおいといて)もう無理強いはやめましょうという時流の助けがなければ教祖・永真も助かる見込みはなかっただろうから、令和の今だからこそ、今じゃなきゃ描けない漫画だったように思います。
控えめな性描写あり。エロよりも心の繋がりを大切にする繊細な二人。
いいね
5件
2024年11月24日
お年玉あげたい
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 様々な要素が出てきて、可愛く言うとどったんばったん大騒ぎの後主役のお二人がちゃんと自分の未来を掴む話なのですが、その出てくる要素が商業BLジャンルにしては珍しくて嬉しかったです。そりゃ当たり前に、現実はこんなに上手くいかないし漫画はフィクションでファンタジーですが、こういうものがあるよ、と大衆に向けて声を上げてくださるのは助かります。知ってほしい思いが届くことが大切です。
主役のお二人、春一さんと永真さんは高校生なのですが、本当にしっかりしていてすごい。環境が環境なので、しっかりせざるを得なかった、大人にならざるを得なかったというのもあるんだと思いますが、この歳でここまで深く自我を握って、そして他者を慮れる聡明さに感動しました。だからこそ未来を掴むことができたのだと思います。あとご学友の方々もわりと光属性メンタル強者で良かったです。最初読む前あらすじだけ読んだ時点では、結構救いのない内容なのかな、と勝手に思っていたので、計画会議の場面で前向きに進めているのを見た時、えっここからちゃんと抜け出すのか!と驚くと同時に嬉しくなりました。希望があっていいですね、世の中こうあってほしいです。そのためにやっぱり、この物語に出てきた要素もそうですし、それ以外のことももっと知りたいなと思いました。
これはオタクの世迷言なのですが、正直最初永真さんのお名前を紹介された時、永遠の真実って…カッコよすぎ…!そりゃ神様にも相応しいよ!?と思ってしまったので、すみません自分も裁いてもらっていいですか?厨二病罪とかで。
いいね
2件
2025年1月4日
重いテーマだけど、知ってほしい。
宗教2世やアロマンティックについて知ってほしいという思いが伝わる。こんな重いテーマについて、身を削る思いで描いてくれてありがとうございますと戸ヶ谷新先生に言いたいです。エロな展開もなければ、キュンとする展開もありません。重い悩みを抱えた高校生二人が、ある出来事をきっかけに近づき、悩みを共有し、絆を深めていく話です。春一と永真の境遇が辛くて、基本的に読んでいて苦しいです。でも、二人の関係は紛れもなく『愛』だなぁと思って泣ける。マジョリティとして生きていたら関わりもしなければ耳にすらしないかもしれない、セクシャルマイノリティ(ゲイだけではなく)や宗教2世、宗教絡みの虐◯をされた人々がいることを知るきっかけになる作品だと思いました(是非、戸ヶ谷新先生のブログを読んでほしいです。作品への思いが綴られている)。

私事になるけれど、たぶん自分はアロマンティックな気がしていて、恋愛が上手くできないことが人間として欠損しているのでは?と悩んできた経験があるし、いい大人になった今でも、愛し合える人に一生出会えないかもしれないという不安や悲しみは付き纏っていて、だからこそ、いろんな生き方があるよ〜みたいに思える作品があると、心がほんの少し軽くなります。私はこの作品に出会えてよかったです。
いいね
22件
2024年4月20日
愛でしかない
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 宗教にのめり込んでいる親に悩む春一と、その宗教団体の燈主・永真の物語。

あらすじを見て自分にはかなりきつそうな内容だなと、覚悟して読んだのですが…意外と、予想していたより読みやすかったです。
物語が辛くなりすぎないように、作者様がすごくバランスに配慮して作られているのを感じました。

物語の細かいところが粗いのが少し気になったけど、それよりもこの内容、このテーマでよく1巻でまとめたな…という印象のほうが強かった。
今回のテーマ、BLで描くのはかなり難しいテーマだと思う。

雑誌で追っていた人も、ラストのエピローグは是非読んでほしいな。
このエピローグで物語が完結します。

辛いシーンもあるけれど、読後感はとてもよかったです。
読み終わったあと、「そっか、愛か…」と。
この物語についてしばらく考え込んでいたら、じわっと涙が出た。

二人は恋人ではないかもしれない。
ならばこれはBLではないかもしれない。
だけど物語が鋭く読者に問いかける。
愛とは?

――この作者様の、BLというジャンルそのものを問う作風、大好きです
いいね
24件
2024年4月18日
宗教二世の愛?の話
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作も今作もBLというより人間愛のお話でした
宗教、、、この作品ではあきらかにカルトです
信仰心を持つのは心の安寧に繋がるようならば人によっては必要なものなのかもしれませんが私は無宗教なのでいらないかな
と、自分に置き換えて考えたりしました
アロマンティクは身近に1人いるのですが、やはり感情がない訳ではありません
そんな2人が出会い側にいる
お互いを理解しようとする
これは愛なのではないでしょうか
人間としての。。。
学びの多い作品となりました

次作で戸ヶ谷新先生はどんな作品を描くのか興味が沸きました
いいね
1件
2025年2月10日

最新のレビュー

この2人の関係性を何と名付けるべきか
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ この2人の間にあるのは果たして恋愛感情なのだろうか。

自我を殺され、親に貼り付けられた仮面の下で生きていた永真にとって、その事情を知り仮面の下に向けて話をしてくれる春一は救いである。
永真が春一に求めていたものは話を通して変化する。
最初、永真から見た春一は一般体であり失われていた体験を導いてくれる存在だった。その意味で、春一は永真の親のような存在である。
終盤になってもその根本的なところは変わってないように見受けられる。ただ大きな違いがあるとすれば、それは永真が春一の事を慮っている点である。最初は自己開発目的で春一と関わっていた所もあるが、物語が進むにつれ春一を救うことにも目的を見出している。

2人の共通点、相違点について。
母親が宗教に固執しているのは共通する性質である。
相違する点は、母親の態度である。
春一の母親はあくまで家族愛から来るところの逃避として宗教に固執している。
永真の母親は、自己保身から来る逃避として宗教に固執している。いわゆる教育ママの行き過ぎバージョンみたいな。
しかし、永真の母親は良い意味で人間臭い人である。永真に暴力を奮っているのは恐らく最後の捕まる前のシーンだけである。永真にお仕置をするシーンでも他人に暴力的な事を任せている。この様子からも、永真を永真として見ることはないが、どこかで永真という息子を見ており母親として外道には落ちきれないでいることが分かる。

しかし、永真は母親のことを心から嫌っている。当たり前である。人間臭さなんて永真には知ったことでは無い。愛してくれなかったのが、自我を抑圧させられたのが全てなのだ。

そんな歪んだものを向けられてきた永真と春一の2人の共通性質に、自己証明願望がある。親が息子達に憎悪以外の何かを向けていたとしても、親が息子達に向き合っていないことは事実である。向き合ってくれないのだから、自分を見て欲しくなる。認めて欲しくなる。
そんなように擦り切れた2人が出会って、お互いを満たし合うのがこの話。この感情をなんと呼ぶ?私はこの2人の間の感情を家族愛に近しいものだと考えた。
この本を読んだ他の方はどう思うだろうか。名作であるのでこの話を読んで是非とも自分なりの解釈を持って欲しい。
いいね
0件
2025年2月10日

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