100年の長きの時にわたり眠り続けていた荊(いばら)の城の美しき姫だったが、通りかかった東の国の王子によってその身体を犯され、目覚めさせられた。そしてそのまま国へと連れ帰られるのだが、自分が眠りの呪いにとらわれた理由すらわからず、今の時代のことも何ひとつ知らないこともあって周囲からうとまれるようになり、また、姑にあたる美貌の王妃からも目の敵にされるようになってしまう。しかし、やがて王子の子供を授かり、これで晴れて自分の存在を皆に認めてもらうことができる…と喜んだのだが、それが女の子であったことから、跡取り