Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                
漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP少女・女性マンガ少女マンガ 白泉社 LaLa 月の子 MOON CHILD月の子 MOON CHILD 1巻
無料会員登録で【70%OFFクーポン&最大100%pt還元】
少女マンガ
月の子 MOON CHILD 1巻
8巻完結

月の子 MOON CHILD 1巻

546pt/600円(税込)

クーポン

会員登録限定70%OFFクーポンで
お得に読める!

作品内容

数百年前に地球から宇宙へ旅立ち、産卵のために戻ってきた人魚族が見たものは激変した地球環境。恋に落ちた人間の王子アートと人魚姫ジミーの運命は!?

新刊自動購入と月額メニュー継続で10%還元!
詳細  
簡単
1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全8巻完結

  • 月の子 MOON CHILD 1巻

    546pt/600円(税込)

    数百年前に地球から宇宙へ旅立ち、産卵のために戻ってきた人魚族が見たものは激変した地球環境。恋に落ちた人間の王子アートと人魚姫ジミーの運命は!?
  • 月の子 MOON CHILD 2巻

    510pt/561円(税込)

    記憶喪失の少年・ジミーを引き取ったアートの周囲では不可思議な出来事が絶えない。一方、人間と人魚の恋は災いを招くと信じる人魚達は、人と暮らす同族のジミー(ベンジャミン)を一族を滅ぼす者と危惧し始め…!?
  • 月の子 MOON CHILD 3巻

    528pt/580円(税込)

    地球の毒気に侵され倒れたセツを生き返らせる約束を魔女と交わしたティルト。ひきかえに地球を死の惑星にするべく人間の女性・リタと計画を始動する…!?
  • 月の子 MOON CHILD 4巻

    510pt/561円(税込)

    同居人・ジミーが少女と知り困惑するアート。アートに正体を告げようとするジミーの前に、人魚族の禁忌を説く男が現れ…!?
  • 月の子 MOON CHILD 5巻

    528pt/580円(税込)

    進行する女性化に悩み、ショナに助けを求めたジミー。だが、アートへの想いを断ち切れないジミーに、ショナはよそよそしく…。そんな中、予知夢でアートの危機を知ったジミーは!?
  • 月の子 MOON CHILD 6巻

    510pt/561円(税込)

    記憶が戻ったジミーは、ギルの正体を知り、その陰謀からアートを守る決意をする。不思議な出来事の連続に、アートはジミーを疑いはじめる。そして、2人を巻き込み、ティルトの惨劇のシナリオは進む…。
  • 月の子 MOON CHILD 7巻

    528pt/580円(税込)

    特殊な能力を持つジミーが現実の事件に関わっているのでは、との疑惑を深めるアート。ギルの陰謀と知らず、スペースシャトル爆発事故をきっかけにジミーを遠ざけ、ついにはN.Y.に送り返そうとするが…!?
  • 月の子 MOON CHILD 8巻

    528pt/580円(税込)

    地球滅亡を企てるギルが計画した原子力発電所の実験が始まる。ショナはセツの女性化を知らないまま、事故を阻止すべく発電所に。一方、アートはジミーとの愛を貫くため、衝撃的な行動に…!?

レビュー

月の子 MOON CHILDのレビュー

平均評価:4.4 76件のレビューをみる

レビューを書く

高評価レビュー

一瞬の恋に全情熱と生命を燃やす人魚
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 私は、ショナとセツの切なさ漂うカップルが忘れられない。今でも、何であの結末?とか。それからセツは、見た目は中性的。でも、すごく好感度の高いヒロインの一人。セツって、儚くて穏やか。でも時には、意外に大胆で情熱的な愛情表現や行動を見せたりもするし。セツが女性化した姿も、私はベンジャミンより、よほど綺麗に見える。確かにあの華やかさ・愛らしさはないが、清涼感・気品が目立つ。そして「月の子」は、深遠で重層的な構造を持った作品だというのも判明。実際はショナも王子で、セツも人魚姫なのでは?とか。私も他の様々な考察を見て、そういう意味かと感心することも。また、ベンジャミンやセツは、聖書の人物の名前とか。いろんな人の考察も参考にさせてもらった上での、私自身の結論。ショナとセツは、もう一人の王子と人魚姫。隣国の王女はベンジャミン。ショナとセツが結ばれるためには(卵の受精まで)最終的に王子のショナ自身の死が必要だったとか?ショナが発電所へと向かったのも、セツの住む地球を守りたいから。ロシアでの事実上の蜜月状態からの、セツを残してショナが発電所へ、そして彼らの死別の急展開。更にショナと女性化したセツとのやり取りがあまりにもわずかで、よけいに彼らへの不憫さが増すが。でも彼らがロシアにいる間に、二人の気持ちは十分通じ合っていた。そしてついに、彼らが肉体的にも結ばれたのが最終的な愛の確認。一緒に過ごした期間の長さは、問題ではないのだろう。人魚自体が一瞬の恋に全ての情熱と生命を燃やす種族、というイメージだし。彼らの結末についてはあれも、彼らの恋の成就という、ハッピーエンドと捉えるべきなのかも。最後のジミーの悪夢は、あれはもう一つの存在し得る未来。昔のロシアの原発事故と物語も、完全にリンクしているのではないのでは?私は未来の選択は、人類に委ねられているという警告と共に、絶望よりも、希望を表していると感じた。人類は過去の失敗から学び、今度は違う選択ができる力があるという。ジミーが人間になるのも示唆的。ティルトの契約による原発事故自体は、アート、ジミー、ショナ、セツなどの人々により、回避されたのだと思う。私は「月の子」以降から「輝夜姫」や「秘密」などは合わず、清水玲子作品を読むこともなくなった。だから私にはこの「月の子」は、よけい思い出深い作品。実際に、「22XX」が作者の中でも分岐点だったらしいし。
いいね
9件
2018年12月9日
時代を超える。
子供の頃に読んで途轍もなく感動した作品。文庫を買い直そうと清水玲子作品の単行本を全て処分した後、子供の懐事情で先延ばしにしたまま早20年。懐事情変わらず買い直す事すらすっかり忘れていたw

今回たまたまシーモアで無料キャンペーンで懐かしさから読み直し、それから一気買いしました。

読み終わった後、はぁーと息を吐きました。そして、20年経った今現在のこの年齢で読んでもあの頃と全く変わらないあの途轍もない感動で心がいっぱいになりました。

なんという内容の濃いさ!なんという壮大な設定!なんという複雑でメッセージ性のある構成!なんというロマンチックなストーリー展開!なんという斬新な視点!!
そしてその全てを素晴らしい程に彩るこの作画力。

すごい。
やはり清水玲子はすごい漫画家としか言いようがない。

作者の作品は全て読破しているが、個人的にはこの「月の子」が一番好きです。
代表作品の「輝夜姫」や「秘密」は確かにものすごく素晴らしい作品だ。大好きだ。ジャック&エレナシリーズも負けず劣らず途轍もなく素晴らしい作品である。全て大好き。

でも、「月の子」は個人的には格別。子供の頃にこの作品を読み終わった後、あまりの感動と面白さに、既に持っているにも関わらず、全巻また買いたい、何冊でも買いたいと強く思った。(当然実際には買わなかったが)
お小遣いが限られているあの頃にそんな贅沢な事を強く感じた程、このストーリーは読んだ後にもずっとずっと頭の中や心の中に引きずり続けた。漫画を読んでこんな経験をしたのは初めてだった。

そして20年経った今現在も、読み終わった後、あの頃感じた思いと同じ気持ちに陥った。
清水玲子の作品は、特にこの「月の子」という作品は時代を超える名作だと実感した。

是非、未読の方は騙されたと思って手にとってみてほしい。
1巻を読み終える頃にはきっと後続巻の値段が惜しくなくなる事でしょう。



↓ちょいネタバレ



今世では救われる事のなかったティルトが、あの心から憧れ続けたセツによって、報われた事が本当に素晴らしかった。
ティルトは誰よりも淋しく悲しい思いで苦しんでいたと思うから。
いいね
13件
2017年7月2日
幻想的な恋愛SFと見せかけての
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 童話「人魚姫」をモチーフにしつつ、80年代の国際的問題を取り上げ、少女漫画の枠を超えた、こちらの作品。繊細な絵と幻想的な世界観にうっとり魅了させられ、一人のダンサーと別の惑星から来た人魚の恋愛SFかと読み進めていけば、世界をも揺るがす壮絶な展開に、物語の広がりと収束が凄かったです。出版された80年代後半に、後のセカイ系ともいえる内容を描いていたのも実に興味深いもの。
また、無事ハッピーエンドと思わせておいての衝撃なラストは、果たしてどちらがベンジャミン達に起こった事なのだろう?と思いがちですが、物語的には、地球が見えていたという事はあくまでもパラレルかもしれないと示唆させたところで終わらせたかったのかな、と。ただ、私達が生きる現実世界では実際に爆発は起きましたよね。福島原発がそうです。「怖い夢」としてベンジャミンが見たのが私達の現実であり、私達が望む「甘い夢」はベンジャミンにとっての現実なのです。萩尾先生の解説が全て物語るように、ここらへんの仕組みが絶妙なんですよね...。この物語の中では、人魚姫の童話は「虚構」で、月の子の世界は「現実」。ベンジャミンが見る「夢」と起きてから展開する「現(うつつ)」。つまり、恋愛模様を織り交ぜながら一貫して取り扱ってるテーマは虚構と現実と言えるでしょう。しかもこの漫画という虚構と、読者達の住む現実さえも巧みに利用した作者の企みに見事にしてやられました...。清水先生、これは本当に漫画ですか? それとも聖書ですか? そう投げかけたくなるほどの完成度の高さに頭が上がりません。
また恋愛漫画として見ても、こころに響く名言が多くて、思わず拳を握りしめてしまうほど、ときめきました。特に個人的にはショナに惚れ惚れしっぱなしで、何度ベンジャミンと代わりたかったことか。せっかくショナと強い縁で巡り会えたにも関わらず、またも別の人間に恋に落ちていく姿は見ていて苛立ちさえ募るほど。でも、仕方ないのです。人魚姫という童話の虚構に彼らの現実が左右されたように、私達の現実もこの月の子という虚構が切に訴えかけた社会問題の注意喚起を受け止めて、より良い方向へ左右されていきたいものです。
いいね
5件
2020年9月20日
変わらない芸術作品と変わった自分の価値感
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 遠い昔、紙媒体で持っていたこの作品。ストーリーだけではなく、すべてのページが美しさで埋まっていたことを覚えていて、どうしてもまた読みたくなって購入しました。(さすがに今見ると微妙なのかな...)と思いつつページをめくると、そこにはまったく色褪せることのない洗礼されたままの画がありました。それを見ているだけでも満足なのに、キャラクターはみんな魅力的だし、ストーリーもまた美しくて。まだとても若かった頃にこの作品を読んだときは、「なぜジミーはショナを選ばないの⁉」「なんでアートなの⁉」などと思っていましたが、今は違う。ありのままの自分を大切に思ってくれて、一緒に泣いて笑って怒ってくれる、そんな情の深いアートが大好きなんだよね。ショナとセツの悲恋にも納得がいかなかったけれど、ショナが死ぬ前に心も身体も通じ合えた二人はハッピーエンドだったんだなと今は思える。憎たらしかったティルトや、ただウザいと思っていたリタもまた、与えるばかりで何も与えられることなく狂気に陥ってしまった悲しい人たちだと切なく思う。当時よくわからなかった作者の政治的思想も今では理解できます。大人になった今、もう一度読み返して良かったと思います。
いいね
3件
2024年9月20日
名作
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 秘密で清水玲子先生に出会い、しばらくしてから輝夜姫を読み、最後の先生と編集さんの対談を読んでこちらも読んでみようと思いました。

アートが刺した後にセツが女性化した時はジミーを殺してしまったんだと思いましたが、ジミーを殺したくないアートが自分を刺したことによって真実の愛が認められた(と私は解釈しました)のだとわかり、涙しました。
セツが無性別の時に交わったのにも関わらず卵を残すことができたことについては、クマノミを調べたらメス化する前から未成熟ではあるが卵巣組織があるということだったので、納得しました。
ご都合主義ではないのがいいですね。

現実にはチェルノブイリの原発事故が起こり、事故が起こったのにも関わらず福島の原発事故があったのはティルトが見たらびっくりしそうですね。
人間は愚かな生き物だなと思ってしまいます。

清水玲子先生の作品は全て美しい絵と素晴らしい組み立てのストーリーで薪さんがいない作品は別に読まなくても...と思っていた過去の自分が恥ずかしいです。
いいね
2件
2022年5月10日

最新のレビュー

胸がぎゅっとなる
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 昔読んだときはちゃんと内容を理解できていなくて、とりあえずティルトが悪い奴ってイメージでした。大人になって改めて読んでみると、こんなにも深い愛の物語だったのかと…!!後半は涙目で読み進めていました。ティルトに感情移入しまくりです。最後にセツとショナが心を通わせることができて本当に良かった…。
いいね
0件
2025年3月19日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

美少年の正体は
営業:チョコボール(シーモアスタッフ)
才能はあるが売れないダンサーのアート・ガイルは、ある日交通事故を起こし、金髪の少年を巻き込んでしまう。病院で目覚めたアートは少年を家に送ろうと身元を聞くが、彼は自分の名前すらも忘れていました。身元が分からない彼を"ジミー"と名付け、連れ帰ることにしたアートでしたが…「人魚姫」を題材にした、切なくて美しく、ミステリアスな物語です。エピソードが進むにつれ、どんどん深まる謎とストーリーにグイグイ引き込まれてしまいます!著者はSF・ファンタジーの名手にして少女漫画界の大御所・清水玲子。代表作には「秘密 -トップ・シークレット-」「天使たちの進化論」「輝夜姫」他多数。いずれも名作です。

お得情報をGET!登録してね