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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP少年・青年マンガ青年マンガ 講談社 アフタヌーン 25時のバカンス 市川春子作品集II25時のバカンス 市川春子作品集II
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青年マンガ
25時のバカンス 市川春子作品集II
1巻完結

25時のバカンス 市川春子作品集II

680pt/748円(税込)

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作品内容

海底から月、宇宙へ。生命の彩りはどこまでも。さらりと深い、フシギな3編を収録。●「25時のバカンス」深海生物圏研究室に勤務する乙女(おとめ)は、久しぶりに弟の甲太郎(こうたろう)と再会する。深夜の海辺にて彼女が弟に見せたのは、貝に侵食された自分の姿だった。●「パンドラにて」土星の衛星に立地する「パンドラ女学院」。物言わぬ奇妙な新入生・ロロに気に入られたナナは、幼き日の記憶を思い起こす。●「月の葬式」勉強も親の期待もわかってしまう天才高校生。試験の日に乗る電車を「間違えた」彼は、雪深い北の果てで、ひとりの「王子」と出会う。

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作品ラインナップ  全1巻完結

  • 25時のバカンス 市川春子作品集II

    680pt/748円(税込)

    海底から月、宇宙へ。生命の彩りはどこまでも。さらりと深い、フシギな3編を収録。●「25時のバカンス」深海生物圏研究室に勤務する乙女(おとめ)は、久しぶりに弟の甲太郎(こうたろう)と再会する。深夜の海辺にて彼女が弟に見せたのは、貝に侵食された自分の姿だった。●「パンドラにて」土星の衛星に立地する「パンドラ女学院」。物言わぬ奇妙な新入生・ロロに気に入られたナナは、幼き日の記憶を思い起こす。●「月の葬式」勉強も親の期待もわかってしまう天才高校生。試験の日に乗る電車を「間違えた」彼は、雪深い北の果てで、ひとりの「王子」と出会う。

レビュー

25時のバカンス 市川春子作品集IIのレビュー

平均評価:4.6 25件のレビューをみる

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高評価レビュー

異質な美しさと人間的感情
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作の「25時のバカンス」。美しく優秀な研究者の姉と自由気ままな写真家の弟、どちらも人とは違うナニかがある。時々、ゾッとするほど美しい描写に、切なさと焦ったさが混在している。宝石の国の作者さんということもあって、作品の設定には、未知の生物や未知の世界線がたくさん出てくる。どれも美しいけれど、どこか不安定で、そしてそのアンバランスさが本当にクセになり、どんどん引き込まれていく。特に、表題作の夜の海での描写が、作者さん特有の筆致で、妖艶に、けれどどこか不安をかき立てるようで、その絵を眺めているだけでも、満足できるお気に入りの作品である。漫画だから、当然モノクロの世界なのに、ここまでゾクリとさせられる絵に、嘆息してしまう。そして、それだけではなく、このお話で描かれるのは、異質な世界線で繰り広げられるひどく人間的な感情で、そこがまた素晴らしい。一冊でとても読み応えがあり、読了後には深海でひっそりと息をしているようななんとも不思議な気分になる。静かな夜に読むことをオススメする。
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1件
2022年5月9日
近親、百合、疑似兄弟 × 極上のSF!
↑↑↑並べると字面がすごい。のに、下世話な感じが一切無く、ひたすら透明で美しい。『宝石の国』の著者、市川春子先生の2冊目の短編集です。
姉と弟、天才少女と口をきかない少女、天才高校生と田舎の「王子様」。対照的な2人が心をつなげていく、美しくて少し切ない物語です。ハッピーエンド風味が多めなので、『宝石の国』の鬱展開に心を折られた方も、安心してご覧ください。
市川作品初見の方で「サンプルの雰囲気、あまり馴染めないな」「いまいち話がわかりにくいかも…」と思われる方もいるかもしれません。でも大丈夫!無機質な印象の絵柄、独特のせりふ回し、初見での分かりにくさと違和感…ハマると全てが魅力に変わり、何度でも読み返したくなること間違いなし!
こんなレビュータイトルをつけてしまいましたが、宝石のような一冊です。ぜひお試しください。
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2件
2023年3月21日
不可解なものに触れる感覚
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 全三話。
どのお話も、あり得ないもの、空想的なものが当たり前に編み込まれていて、読み進めるほどに、まったく知らないはずなのによく知っているような不可解な感覚に襲われます。
全てが全て、100%のハッピーエンドとは言えませんが、読んでよかったと、繰返し読みたいと思える一冊でした。
あと、個人的に市川先生のちょっとシュールな笑いのセンス、大好きです。
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2件
2020年7月3日
古いけど新しい
タイトルと絵に惹かれて購入してみました。
古い作品なんでしょうけど、現在活躍されてる作家さんの誰もこんな作品は書けないだろうと思える、この作家さん独特の斬新な発想で、まさにワールド。
絵も美しいです。
ジャンルとしては、SFファタジーが一番近いかなぁ?

この作品の次に市川春子作品集1の方も読みましたがどちらもお勧めです。
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5件
2014年3月6日
ハマる人にはハマる
ファンタジー系SF作品であってる⁈
SF作品だけど日常が描かれていて
ハマりました。
私は月の葬式が一番好きです。
泊まった家の家主の告白シーンの
ページのグラスに映る主人公の
描き方。
さすがデザイナーさんやってた
だけあるなぁと思わせる画力。
素晴らしいです。
いいね
1件
2024年7月18日

最新のレビュー

天才が彩る物語3作
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 約240ページ、表題作(前後編)100ページ超+長めの読切2作入り作品集。
サイエンスなファンタジーをまとって、あくまで表面上は軽やかに、心の奥底を笑顔で抉ってくるんですよね〜。素晴らしい。あとこれ、全作品に天才が出てきますね。天才は良いものです。
〜〜〜〜〜
・表題作 姉と弟の恋模様に、マッドなサイエンスをプラス。姉の激しい感情がザクザク刺さります。自分が自分である限り叶わない想い、罪の意識、自分を壊すことも厭わないほどのその激情が切ない。そして最後のあのセリフは、「許可」の意味ではなく、彼女の真の「願望」だと思う。星5つ。
・『パンドラにて』土星の衛星の女学院が舞台。優秀な「兄」に対して反抗的な主人公、そこに寄り添う無口で忠実な少女……ずっと無言だった彼女が作中ではじめて発した言葉にグッときます。物語中ではセリフと回想シーン(顔は見えない)でしか出てこない「兄」の、支配的な狂気がおそろしく、「愛」という言葉の空虚さがすごくてもう。そういうの好き。ダンスのシーンが美しいです。星5つ。
・『月の葬式』息が詰まって北に逃げてきた高校生と、妙に明るく人気な男の、擬似兄弟暮らし。月の文明、謎の病気、ラストのまとめ方、いささか設定の盛り方の分量が自分好みではありません。が、「兄」が軽い口調で語った、ひとりの心細さの描写が良かったです。星4つ。
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2件
2024年12月3日

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