阪神・近本“ウル虎男”今年も!夏限定ユニ驚異の打率・342 荒々しいストリート系デザイン「かっこいい」
阪神は25日、恒例イベント「ウル虎の夏2025」での期間限定ユニホームを発表し、近本光司外野手(30)と才木浩人投手(26)がモデルを務めた。近本は昨季までの同イベント期間で、通算打率・342と好相性。球団創立90周年にちなんだ斬新な戦闘服を身にまとい、メモリアルイヤーの夏を自慢のバットで熱狂の渦に巻き込む。
“ウル虎男”が今年も夏に躍動する!
この日お披露目された「ウル虎の夏2025」限定ユニホーム。球団のイメージカラーであるイエローを基調とし、猛虎をほうふつとさせる荒々しいデザインのユニホームをまとった近本は「ストリート系でかっこいいと思います」と笑顔を見せた。球団が90周年を迎える節目にちなみ、ユニホームのいたるところに90の文字が隠されている遊び心も魅力の一つ。「そういうの(90の文字)を探してみるのは面白いと思います」とファンに呼びかけた。
近本にとってこれまでのキャリアは“ウル虎男”と呼ぶにふさわしい。ルーキーイヤーの19年から昨季までの、ウル虎の夏限定ユニホーム着用試合の通算成績は146打数50安打で打率は驚異の・342。報道陣から成績について伝えられると「いいっすね」と満足げな様子。続けて「1年目の時はすごい覚えてて、タイムリー打って、盗塁して」と振り返ったように、1年目は6試合で25打数8安打2打点1盗塁と、ルーキーイヤーからその片りんを見せていた。今夏も御利益のあるユニホームで無双する準備はできている。
限定ユニホームに合わせて甲子園のスタンドはイエローに染まることになる。「相手チームは(ユニホームの影響を)すごい感じることかなと思うんで。僕も相手のビジターでイベントやってたら結構見る」。選手目線でもユニホームの一体感が与える影響は大きいという。
通算1000安打まで残り67本に迫るリードオフマンは、今オフも沖永良部島で自主トレを敢行。5年連続の訪問となった〝パワースポット〟で汗を流し「自分にとっていい時間を過ごせた1週間でした」と振り返った。今季は新体制となり藤川監督から「1番固定」を明言されているが、油断することなく開幕に備える。
「ユニホームが変わったそのカード(6試合)、打てなかったらユニホームが(悪い)っていうふうに見ちゃうんで」と近本。“ウル虎男”は限定ユニホームにプレッシャーを感じながらも、真夏の甲子園を盛り上げていくことを誓った。
◆「ウル虎の夏」 毎年恒例で13年目となる。対象となる甲子園での7月11~13日・ヤクルト戦、同15~17日・中日戦の6試合で、限定ユニホームを着用する。ファンの熱量と選手の情熱が掛け合わさった力強さを、黄色を基調としたストリート系ペイントで表現。球団創設90周年にちなんで「90」の数字がちりばめられ、ディズニーリゾートの“隠れミッキー”のような、“隠れ90デザイン”が施された。