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本連載「戦略としての企業価値」では、お金の流れによって経営を理解する「投資家」の思考と、事業によって企業価値を創造していく「事業家」の思考を併せ持つことがこれからのビジネスパーソンにとって必要であること、そしてどうすればこれらを体得できるのかを解説していく。
投資家と事業家の思考を併せ持つには、ファイナンスの概念や理論を共通言語として理解すること、さらに企業価値を創造する「成長」と「稼ぐ力」を軸とする戦略への理解を深めることが必須である。これは、経営者のみならず、年齢や職種を問わず求められていく。この初回では、本連載の総論を述べる。
本連載「戦略としての企業価値」では、お金の流れによって企業経営や事業の全体像を理解し、企業価値を創造する戦略を立て、企業価値を創造していくのに必要な思考とスキルについて説明していく。すなわち、お金の流れによって経営を俯瞰して理解する「投資家」の思考と、事業によって企業価値を創造していく「事業家」の思考を併せ持って実践していくためのヒントを提示していく。
このように言うと、「企業でビジネスを行っているのに、投資家であるべきとはどういうことか」といった疑問があるかもしれない。また、「事業家というのは、いわゆるスタートアップ企業やファミリー企業を経営している人たちのことだろう」という異論もあるかもしれない。