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テープLEDの活用方法

光るLED門松の作り方

LEDで
門松が光った

RGB LEDを使った
門松(かどまつ)の
光らせ方

  • 1
  • 2
LEDで光る門松

LEDで光る門松(かどまつ)の作り方。ハス切りの竹の中はどうやって光らせているのか。ここでは使用したRGB LEDテープライト、RGBコントローラーや、配線の合流の工夫などを解説しているが、やってみると、いろいろアイデア・アレンジが浮かんできそう。

門松の竹の中を光らせるには?

  • ユキマ

    「光るLED門松を作ろう(前編)」の続き。

    ●DIYラボ別館:ユキマちゃん

  • 所長

    スゴイ……!
    ホントに門松が光っている。

    ●DIYラボ別館:所長

  • ユキマ

    これをこのまま売っても良さそうなんだけど、いちおう、DIYの研究テーマなので……

  • 野本

    では具体的に、LED門松の作り方を解説していきます。

    ●アドバイザー:イルミスタ é‡Žæœ¬ç ”究員

  • ユキマ

    なお、野本研究員は、LED加工専門店〈イルミスタ〉の店長ですのでプロです。

  • 野本

    ……と言っても、門松を光らせたのははじめてですけどね。

  • 所長

    ……ハハハ。
    でしょうね。

  • ユキマ

    光る門松と言うからには……なんといってもまず、竹の中を光らせるのが重要よね。

  • 野本

    竹の中にRGBテープLEDを入れますが、その配線を出すために、竹に穴開けするのが先ですね。

  • ユキマ

    どこに穴を開けるの?

  • 野本

    竹の根元付近には、このように松が繁っています。

  • 門松の松
  • 野本

    つまり、このあたりなら竹に穴を開けても、松で隠せます。

  • ユキマ

    ナルホド。

  • 所長

    けっこうマジメに考えながらやるんだ……。

  • ユキマ

    当たり前でしょ!
    では、松をいったん外しまーす……

  • 門松の松を取り外す
  • 野本

    ドリルで竹に穴開けします。RGBカラーのテープLEDは4芯線で太いので、12ミリとか15ミリあたりの太い穴を開けましょう。

  • ユキマ

    どうせ松で隠れるもんね。

  • 竹に配線通しの穴を開ける

    竹の3本ともに穴開けする

    3本すべての竹に穴開けした
  • 野本

    そして、竹の中に上からRGBテープLEDを入れるんですが……あまり長いのは入りません。

  • 竹にRGBテープLEDを入れる
  • ユキマ

    なんで?
    竹は長いのに?

  • 野本

    竹って節(フシ)で区切られているじゃないですか。そのため、15センチ程度の長さしか入らなかったんです。

  • ユキマ

    でも、竹の先端のクチが光っていれば十分なんだから、長いのはいらないわね。

  • 野本

    そうなんですが、RGBテープLEDはメーター売りされているモノを使っているので、短くカットした場合は、配線をハンダ付けし直す必要があります。

  • ユキマ

    あー。既製品をそのまま使えない、という意味では少し難易度が上がるわけか。

  • 野本

    そうですね。ここで使ったのは、エルパラの「5050テープLED 60LED/m éžé˜²æ°´ RGB 1-5m」です。

  • ユキマ

    光る門松を外に飾っておくなら、防水テープLEDを使う手もありそうね。

  •  é˜²æ°´RGBテープLEDの選択肢

    防滴クリアドーム完全ではないが、そこそこの防水性あり。
    全灌防水水中使用も可能な、IP68レベルの防水性
  • 野本

    なお、今回は竹の内壁がツルツルしていて付属の両面テープでは付きが悪かったので、いつも車で使っている車両用両面テープに貼り替えて使用しました。

  • RGBテープLEDを、竹の中に固定

    ✔ 3Mの車両用両面テープを使っている。


    ※詳しくは、「LEDテープライトを車に取り付ける方法(アンダーLED編)」参照。

  • 野本

    そして、3本の竹のほかに、もう1箇所、根元のライトアップ用にもRGBテープLEDを仕込みました。

  • 竹の根元にもRGBテープLEDを仕込む
  • ユキマ

    このあたりは、お好みでどうぞ。

  • 野本

    そして4本のRGBテープLEDの配線を合流させます。

  • 4本のRGBテープLEDの配線を集めたところ
  • 野本

    RGBの4芯線の合流は、通常だと、同じ色の線同士をまとめてハンダ付けしますが、今回はあえて「青」「緑」「赤」で合流させて、RGBコントローラー側の「青」とつなぐ手法を取りました。

  • RGBテープLEDの配線を合流させたポイント

    ✔ é»’の配線は、電源線(プラス線)なので、黒同士でまとめる。ハンダ付けした後は、絶縁処理が必須。


    ※今回使ったLEDは、プラス線が共通で、マイナス線が色ごとに分かれているタイプ(アノード・コモン)だが、逆の仕様のものもある。

  • ユキマ

    へ? そんなことしたら、青に光るタイミングで、緑に光ってしまったりするんじゃないの?

  • 野本

    ハイ。それが狙いで、3本の竹の色が、カブらないように変化したほうがいいかなと思って。

  • 竹の中がいつも違う色に光る!

    竹が内部が光っているところ-1
    竹の内部が光っているところ-2
  • ユキマ

    ナルホド。
    技アリね!

  • 野本

    こういうことは車のLED加工ではやりませんが、光る門松なら、そのくらいの派手さはあってもいいのかなと。

  • 所長

    意外と本格的なテクニックを使うんだなァ。

  • ユキマ

    この合流配線をつなげた先は、RGBコントローラーってことよね?

  • 野本

    そうです。今回は、簡易的なタイプの「ミニRGBコントローラー」を使いました。

  • ミニRGBコントローラー

    ✔ ä»–のチョイスについては、「RGB LEDコントローラーの種類と選び方」参照。

  • ユキマ

    これでメインの、竹の筒の中のライトアップができたわね。

  • 野本

    あとは、竹の外側には、ピカリ館(※)の店頭で売っているストリングライトを巻き付けました。

    (※)〈akiba LEDピカリ館〉はLED通販エルパラの姉妹店で、秋葉原にある実店舗。

  • 竹の外側にストリングライトを巻き付ける
  • 野本

    12V電源で光るストリングライトだったのでコレを使ったのですが、この手のLEDは一般的には電池式のものが多いですね。

  • ユキマ

    まあ、門松なら電源は電池のタイプでもいいよね。野本研究員が本格的過ぎるっていうだけで。

  • 所長

    これで竹は完成か。

松とむしろ(土台)にもLEDを仕込む

  • 野本

    むしろ(土台)部分には、流れるような動きがほしかったので、ネオピクセルRGBテープLEDを巻き付けました。

  • 門松にむしろ(土台)に、ネオピクセルRGBテープLEDを巻き付けている
  • 野本

    基板がなるべく目立たないように、むしろに巻かれていた縄を使ってカバーします。

  • むしろの縄で、テープLEDの基板を隠す
  • 野本

    ネオピクセルの配線は、「mini Neo Pixel RGBコントローラー 3KEY」につなぎます。

  • ネオピクセルRGBテープLEDをコントローラーに接続
  • 野本

    なお、ネオピクセルは5V駆動のLEDなので、12V電源だけでなく5V電源も必要になりますね。

  • ユキマ

    電源アダプターについては、最後に触れるとして……

  • 野本

    あとは、松にさしたLED。これはストリングライト 150LED èŠ±ç«ã€ã§ã™ã€‚

  • 松の部分にストリングライト150LED花火を仕込む
  • 野本

    これは乾電池式のLEDライトです。

  • ユキマ

    ワシャワシャっと、松に紛れ込ませるのにピッタリね。

  • 松の中に仕込んだストリングライトが光っている

    光るLED門松が完成

    光るLED門松が完成
  • 野本

    家庭用コンセントから12V電源と5V電源を取るためには、下記のアダプターを使用しています。

  • 12V電源用ACアダプター 12V 5A
    5V電源用ACアダプター 5V 2.5A

    ※この他、接続の備品としてはプッシュ式DCジャックコネクターも使用。

  • ユキマ

    なお、「光るLED門松の実物が見たい」という人は、AkibaLEDピカリ館に行けば展示してあります。

  • ピカリ館の軒先で光るLED門松
  • 所長

    これを参考に、私も来年は〈光るLED門松〉を作ってみようかな。

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