VR業界で活躍する国内外のキーマンが登壇するカンファレンス
グリーと一般社団法人VRコンソーシアムは2016年5月10日、東京・The Grand Hallにて国内VR（バーチャルリアリティー）市場の活性化を目的としたカンファレンス“Japan VR Summit”を開催した。本カンファレンスは、VR元年といわれる2016年に、さらなるVR市場の発展を目指すため、VR業界で活躍するキーマンを国内外から招致し、パネルディスカッションを行うものとなっている。
本カンファレンスで行われるおもなセッション内容と登壇者は以下の通り。
・Session I “VRがもたらす大変革”
モデレーター：藤井直敬氏（一般社団法人VRコンソーシアム代表理事）
スピーカー：池田輝和氏（Oculus）、Raymond Pao氏（HTC）、吉田修平氏（ソニー・インタラクティブエンタテインメント）
・Session II “海外VRビジネス最前線”
モデレーター：荒木英士氏（グリー取締役）
スピーカー：Maureen Fan氏（Baobab Studios）、James Chung氏（Reload Studios）、Jesse Joudrey氏（VR Chat）
・Session III “VRで生まれるヒットゲーム”
モデレーター：久保田瞬氏（MoguraVR編集長）
スピーカー：馬場功淳氏（コロプラ）、原田勝弘氏（バンダイナムコエンターテインメント）、水口哲也氏（レゾネア）
・Session IV “VR開発を支えるエコシステム”
モデレーター：橋本善久氏（リブゼント・イノベーションズ）
スピーカー：伊藤周氏（ユニティ・テクノロジーズ）、下田純也氏（エピックゲームズ）、西川美優（AMD）氏
・Session V “投資家から見たVR戦略”
モデレーター：國光宏尚氏（Gumi）
スピーカー：青柳直樹氏（グリー）、Dylan Flinn氏（Rothenburg Vntures）、Amitt Mahajan氏（Presence Captral）
Japan VR Summit開会に先立ち、グリー取締役 執行役員の荒木英士氏からJapan VR Summit開催に向けてのあいさつが行われた。以下にその内容を紹介する。
荒木英士氏「VR（バーチャルリアリティー）はこれまでの数十年、コンピューターテクノロジーが人間の生活や社会を変えてきたというものを、さらに一歩推し進めてくれるものだと考えています。これまで、コンピューターやスマートフォンによって僕らの生活は大きく変化し、便利になってきましたが、それはつねに四角いモニター画面を通じ、キーボードやマウスを使って間接的に情報にアクセスするという手段でした。しかし、これがVRの技術は、実際に私たちが世界を知覚し、インタラクティブするといったものであり、その応用例には無限の可能性があると感じています。この数年、VR技術を使った新しい会社やサービス、製品がたくさん生まれています。とくに今年はVR元年と言われていますが、世の中にインパクトを与える製品を作りだし、普及させていくためには企業側からの努力や、ビジネス側からの働きかけは欠かすことはできません。今回のサミットの開催にあたって、ハードウェアのプラットフォームから、コンテンツやゲームを作っている会社、投資家の皆さんに至るまで、国内外からVR市場におけるキープレイヤーの方々に集まっていただきました。また、会場の外にはデモコーナーも設置して、VRでどのようなことができるのか、実際に体験いただける場を用意しています。今日をきっかけに、日本のVR市場がもりあがる場になればいいと思っています」
同カンファレンスのセッションの模様等については、後ほど詳細記事にて紹介する。
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