スパイダーマンやX-メンなど、数々のアメコミヒーローを生み出した伝説的編集者のスタン・リー氏が亡くなったことが判明した。95歳だった。
アメリカ現地12日早朝にハリウッドの自宅から緊急搬送され、シダーズ・サイナイ医療センターで亡くなったと米芸能メディアのTMZがいち早く報じ、マーベルやウォルト・ディズニー・カンパニーが正式な声明を出している。
Today, Marvel Comics and The Walt Disney Company pause and reflect with great sadness on the passing of its Chairma… https://t.co/3QMTicuZKI
— Walt Disney Company (@WaltDisneyCo)
2018-11-13 04:39:06
Today, we pause and reflect with great sadness on the passing of Stan Lee: https://t.co/J0cwgdn677 https://t.co/eOBdZAqdZ0
— Marvel Entertainment (@Marvel)
2018-11-13 04:54:40
スタン・リー氏は、1939年に叔父のマーティン・グッドマンが始めたタイムリー・コミックス(後のマーベル・コミックス)でコミック編集者としてのキャリアをスタート。原作者としてコミックアーティストのジャック・カービー氏らとともに『スパイダーマン』、『X-メン』、『アイアンマン』、『インクレディブル・ハルク』などの作品に関わってきた。アメコミ業界の立役者のひとり……と言うぐらいでは控えめかもしれないぐらい、業界を代表してきた人物だ。
「出たがり」な人物としても知られており、マーベル映画などでのカメオ出演は定番中の定番。ゲームでも同様に出演することがあるほか(『Marvel's Spider-Man』にも登場)、過去には関連作のプロモーションにも出てきて、Kinect対応の『Marvel Avengers: Battle for Earth』で暴れてみたり、『アメイジング・スパイダーマン 2』に合わせてメッセージを寄せていたりもする。モバイルゲーム『Stan Lee's Hero Command』ではプレイアブルキャラクターとしても登場していたようだ。
その業績は計り知れず、たとえスタン・リーの名前は知らなくとも、彼が生み出したヒーローたちはこれからも必ず、世界中で人々を楽しませ勇気づけていくだろう。ご冥福をお祈りします。