短編映画『世界征服やめた』が、2025年2月7日(金)より全国で順次公開。監督は、俳優・歌手としても活躍する北村匠海。
独特なワードセンスやパフォーマンスで脚光を浴びたラッパー「不可思議/wonderboy(ふかしぎワンダーボーイ)」の代表曲「世界征服やめた」。同曲に強く影響を受けた北村匠海が初めて監督・脚本を務める短編映画『世界征服やめた』が今回公開される。夢見ることを諦め漠然と生きる社会人の主人公と、その人生に影響を与える同僚の姿を描いた作品となっている。
余白や沈黙で等身大の“傷”を表現した絶妙なストーリーテリングや、ストップモーションを駆使したシーン、東京の街や会社の中にぽつんと人物を置いた引きの画面にあふれる孤独感など、なんでもない日常における感情の動きを感じさせるような演出に注目だ。
主人公・彼⽅…萩原利久
内向的な性格の社会⼈。変化の乏しい日常をやり過ごす中で、かつての快活さや気力をいつしか見失ってしまい「自分なんて誰にも必要とされてないのではないか…」と自分の無力さを感じている。
星野…藤堂日向
どこか飄々としている彼方の同僚。白黒をはっきりさせたがる性格。安くポジティブな一方で、抱えている痛みを見せる一面も。
彼方と星野が通う居酒屋の 店主…井浦新
主人公の彼方を演じるのは、映画『朽ちないサクラ』や『キングダム大将軍の帰』などへの出演に加え、2025年4月公開予定の映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』で主演を務める萩原利久。プライベートでも親交のある萩原利久と北村匠海が、役者と監督という新たな関係の中で撮影を行う。
彼方の同僚、星野を演じるのは、映画『遺書、公開。』に加え、『東京リベンジャーズ』や舞台「毛皮のマリー」などへ出演してきた藤堂日向。北村匠海がその才能に惹かれ、オファーを決心したという。この他、井浦新が友情出演を果たしている。
また、短編映画『世界征服やめた』の撮影現場に密着した写真展を東京・渋谷のギャラリー・ルデコにて2025年2月4日(火)から9日(日)まで開催。北村匠海の後輩・高橋春織と、SUPER★DRAGONの柴崎楽の2人が撮影した、“監督・北村匠海”やキャストの舞台裏を写すオフショット写真の数々が展示される。写真展限定のオリジナルグッズも販売される予定だ。