特別展「桃山三都—京・大坂と肥前名護屋—」が、佐賀県立美術館にて、2024年12月6日(金)から2025年1月29日(水)まで開催される。
特別展「桃山三都—京・大坂と肥前名護屋—」は、桃山時代を代表する都市として、京都、大坂、そして佐賀の名護屋の3都市を位置付け、華麗な桃山文化を紹介する展覧会だ。
桃山時代、天下統一を進めた豊臣秀吉は、京に伏見城や聚楽第(じゅらくだい)、大坂に大坂城を築き、都市を整備。秀吉はその後、明の征服を目指して朝鮮に侵略した「文禄・慶長の役」の出兵拠点として、現在の佐賀県唐津市に名護屋城を築いた。名護屋には、秀吉ばかりでなく徳川家康といった全国の武将が陣を構え、城下に多くの人々が集まり、大都市が生まれることになったのだ。
文禄・慶長の役の終息に伴い、名護屋は、わずか7年で都市としての機能を終えた。しかし名護屋は、この短い期間に京と大坂に匹敵する規模や役割を担うとともに、「文禄・慶長の役の出兵拠点」、「熟爛期の桃山文化の拠点」、「短期間で成立し、消滅した大都市」という、日本史上珍しい性格を有している。
京、大坂、名護屋を「桃山三都」として捉える本展では、秀吉ゆかりの資料や桃山時代の作家による名品を展示するほか、名護屋城博物館の「黄金の茶室」を館外で初公開。桃山文化の精華を紹介するとともに、大都市・名護屋の実像に光をあててゆく。
特別展「桃山三都—京・大坂と肥前名護屋—」
会期:2024年12月6日(金)~2025年1月29日(水) 一部作品の展示替えあり
会場:佐賀県立美術館 2・3・4号展示室
住所:佐賀県佐賀市城内1-15-23
開館時間:9:30~18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日(1月13日(月・祝)は開館)、12月29日(日)~1月1日(水・祝)、1月14日(火)
観覧料:当日一般 1,400円、前売一般 1,200円、二度見券 2,200円、高校生以下 無料
※障害者手帳、指定難病医療受給者証の所持者および介助者1名は無料
※前売一般、二度見券は、11月5日(火)から12月5日(木)まで、ローソンチケット、チケットぴあ、セブンチケット、イープラスなどにて販売
【問い合わせ先】
佐賀新聞プランニング
TEL:0952-28-3947(平日 9:30~17:30)