衆議院では8日、各会派の協議会で委員長ポストの調整が行われ、野党側が予算委員長に加え、法務委員長と政治改革特別委員長なども確保することが固まった。
政治改革特別委員会は、自民党の政治資金問題を受けて先の国会で設置されたもので、政治資金規正法改正に加え、政治資金事件の真相解明についても議論の場となっていて、今後は野党ペースの審議になるとみられる。
また法務委員会は選択的夫婦別姓に関する法案を所掌するため、立憲民主党としては、選択的夫婦別姓を導入する法案を審議するための主導権を握る狙いがある。
憲法審査会の会長も立憲民主党が確保し、これにより憲法改正に向けての審議は慎重姿勢に傾くとみられる。
野党側が確保することになった衆院の委員長などのポストは、以下の12。
【常任委員長】:法務・環境・安全保障・国家基本・予算・決算行政・懲罰
【特別委員長】:政治改革・沖縄北方・拉致問題・消費者問題
【審査会長】:憲法