東京地裁で6日、複数のレンタカー店で借りた車を返却せずに乗り捨てた、横領などの罪に問われている苗村泰樹被告（21）の初公判が行われた。起訴内容について「認めます」と答えた苗村被告。長野県や大阪府で借りた高級車で列島を横断するように移動し、総移動距離は2600kmにも及んでいた。

各地でレンタカーの乗り逃げを繰り返す

イット！で度々放送してきた、高級車ばかりを狙ったレンタカー乗り逃げ男。6日午後1時半頃、東京地裁に姿を現した。

上下、黒のスウェットに、肩まで伸びた髪。苗村泰樹被告（21）だ。複数のレンタカー店で借りた車を返却せずに乗り捨てた、横領などの罪に問われている。

裁判官から「起訴内容について争うところはあるか？」と聞かれると、苗村被告は「認めます」と答えた。

2023年9月、長野・諏訪市のレンタカー店に現れた苗村被告。借りに来たのは、派手な黄色のオープンカーだ。

苗村被告はレンタカーに乗って、長野県から大阪市や琵琶湖へと移動。車は期限を過ぎても返却されず、その後、大分・宇佐市で右側のバンパー部分が激しく大破した状態で発見された。

高速での暴走や詐欺行為も発覚

さらにその後、東大阪市のレンタカー店で別の高級外車を借りると、時速158kmの猛スピードで高速道路を暴走。

またもや車を放置し、逃走していた。借りた車で列島を横断するように移動を続けた苗村被告。その総移動距離は2600kmにも及んでいた。

さらに苗村被告は、他人のクレジットカードを使用し、商品を騙し取ろうとしたとして、3件の詐欺事件についても裁判で審議されている。
（「イット！」2月6日放送より）