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Jリーグ 5年前

北海道コンサドーレ札幌、5年間の歴代フォーメーション。J2の中位から、J屈指の攻撃力を誇るまで

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ミシャ招聘。攻撃的スタイルの確立へ

北海道コンサドーレ札幌
北海道コンサドーレ札幌、2018シーズンの基本フォーメーション

【シーズン成績】
明治安田生命J1リーグ:4位(15勝10分9敗)
YBCルヴァンカップ:グループリーグ敗退
天皇杯:ベスト16


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 2018シーズンより、北海道コンサドーレ札幌の指揮官にミハイロ・ペトロヴィッチ氏が就任することになった。クラブをJ2優勝、J1昇格、そしてJ1残留に導いた四方田修平氏はヘッドコーチに就任し、引き続きクラブに残ることになっている。

 四方田監督の下では堅守速攻のサッカーで粘り強い戦いを見せた札幌であったが、ペトロヴィッチ監督の就任でそのスタイルは大きな変化を遂げる。新指揮官は自身の代名詞でもある[3-4-2-1]システムを札幌でも採用し、チームはより攻撃的なサッカーを目指すようになったのだ。

 シーズン序盤は躓いた。開幕戦のサンフレッチェ広島戦を0-1で落とすと、第3節の清水エスパルス戦まで勝ちなし。失点数は3試合で「6」と、大苦戦を強いられた。

 それでも、第4節のV・ファーレン長崎戦で2-1と勝利すると、以降11試合負けなしと好調を維持。ボールを保持し、コンビネーションからゴールを目指す攻撃的なスタイルが徐々に浸透して結果に表れているのは明らかだった。

 その後も3-4-2-1システムでシーズンを駆け抜けた札幌は、最終的に4位でリーグ戦をフィニッシュ。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得には至らなかったが、J1の舞台におけるクラブ史上最高順位を記録し、見事この年の台風の目となった。総得点数は「48」。前年は「39」だったので、その変化は明らかだと言えるだろう。

 第15節のヴィッセル神戸戦で0-4、第26節の川崎フロンターレ戦で0-7と大敗を喫することもあった。総失点数は「48」で、4位につけたチームとしては多い。ただ、ミシャサッカーにはこうしたリスクはつきもの。スタイルを180度変えるという難しさもあったなかで、最後まで強気の姿勢を曲げなかったことは大きく評価できるだろう。

 数年前までJ2の中位に沈んでいたクラブが、J1で4位。その成長ぶりは驚異的と言えるのかもしれない。

▽GK
ク・ソンユン

▽DF
キム・ミンテ
進藤亮佑
福森晃斗

▽MF
宮澤裕樹
深井一希
駒井善成
菅大輝
三好康児
チャナティップ

▽FW
ジェイ

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