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【写真：Getty Images】

アーセナルは優勝できるのか？

　プレミアリーグ第11節、チェルシー対アーセナルの試合が現地時間11日に行われた。試合は1-1のドローに終わっている。英メディア『HaytersTV』など複数メディアが、この試合の引き分けでリーグ戦4試合未勝利に終わったアーセナルの不調の理由について報じていた。

　米スポーツ専門メディア『TheAthletic』は、「アーセナルは優勝争いから脱落か」と題して、「半年後に誰がタイトルを獲得するかを予測するのは簡単ではない。しかし、誰が獲得しないかを予測するのは簡単だ。これまでのアーセナルの記録は彼らの年ではないことを強く示唆している」と述べた上で、11試合を消化した段階での過去3シーズンの記録を比較していた。

　同メディアによると、22-23シーズンは11試合で28ポイントを獲得、昨季は24ポイント、そして今季は現在19ポイントとなっている。記事では、「タイトルを獲得するには90ポイントが必要と一般的に考えられている」と前置きし、「残り27試合に勝った場合100ポイントだ。それは明らかに実現しないだろうし、守備と攻撃の継続的な問題を考えると90ポイントに到達することも考えにくい」と、現段階ではアーセナルの優勝は難しいのではないかと予想していた。

　また、『HaytersTV』は、「アーセナルの悪夢のような8週間」とタイトルをつけ、「チームに大きな違いをもたらしたマルティン・ウーデゴールの不在が目立っている。選手の欠場と成績の低下の間には確かに相関関係があり、これは驚くことではない。ウーデゴールがチームにとってどれほど重要であるかは明らかだが、アルテタ監督が一人の選手に依存しすぎているという事実自体が問題だ」と、頼れるキャプテンの負傷離脱がチームの不調に大きな影響を及ぼしたことを認めつつも、アルテタ監督が同選手に頼りすぎていることを問題視している。

　リーグ11試合を消化した段階で、勝点19の4位につけているアーセナル。現在首位のリバプールは勝点28で、早くも9ポイント差と優勝争いからは一歩遅れてしまっている状況だ。もっともウーデゴールはチェルシー戦でカムバックしており、復帰戦では違いを見せていた。アーセナルは、同選手の帰還で勢いにのり、悲願の優勝に向けてここから白星を重ねることができるだろうか。