風通しのよい心と体を呼び覚ます美しい建築...が好きな人が来る場所じゃないですね。
これは、米誌ライフが世界で初めて掲載したヒトラー新総統官邸の地下壕の居住区です。ケバケバと高圧的空気がどんより篭る内装はただただ陰惨。嫌悪感がこみ上げるだけです。
撮ったのは、あの写真家集団「マグナム・フォト」創立にも手を貸した報道写真家ウィリアム・ヴァンディヴァート(William Vandivert)氏。暴徒化した民衆が押し入って調度品を根こそぎ持ち去る直前に間一髪押さえたショットだそうですよ。
これらの写真は真っ暗な暗がりで蝋燭の灯りだけを頼りに撮ったものだ。電気が点く部屋は2部屋だけで、我々がいた時には全くライトがなかったので。仲間4人の小さな集団で誰もこないうちに潜入、他の暴徒より到着が約40分早かった。
氏の写真ルポルタージュには「史上初公開のドクロの記章入りナチス親衛隊の帽子」なんてのもあります。以下リンク先で是非ご覧になってみてくださいね。
それにしてもナチスの話題って、ジェットパック兵士とかゲルマニア計画とかNY原爆投下したかもしれないステルス爆撃機とかスプリンクラー装備のアレな消防服とか、毎度意表をつきますね...。
[Life]
Jesus Diaz(原文/satomi)