ネットショッピングで参考になるのはやはりレビュー。
現物を見る事ができないオンラインショッピングなので、レビュー読んで参考にするってことありますよね。ホテルやレストランもそうです。が、そのレビューがやらせだとしたら? 嘘八百並べたものだとしたら? 八百長だとしたら? こんないい事書いてるなんて嘘に違いない! いや待てよ、こんな悪い事書いてるなんてもしかしたらライバル業者からの潰しかもしれない。...確実に存在するやらせレビュー、しかしどれがそうなのかを判断するのは難しいですよね。疑い始めると何もかも怪しく思えてきます。
そこで、アイビー・リーグの研究者がやらせレビューを判断するアルゴリズムを開発しました。研究チームは、とあるシカゴのホテルのやらせレビュー400件と本物レビュー400件からやらせレビューでの言葉や文脈のパターンを分析。その結果、やらせレビューはその内容が広く大雑把なのに対して、本物はより何かに特化した(例えば、どこどこのシャワーが、トイレのどこどこが等)詳細を記したレビューであることがわかりました。また、やらせレビューは動詞が多いのに対して、本物は名詞が多いというのも特徴だそうです。この研究で得た成果をアルゴリズムに組み込み作ったソフトウェアのやらせレビュー発見正確度がなんと90%というのですから、人間が判断するより早いですね。これはこのシカゴのホテルのための特別オーダーソフトウェアだったのですが、この技術を他のことにも活かせないかと現在検討中だそうです。
[Gizmag]
image: Shutterstock/Dmitriy Shironosov
そうこ(Kelly Hodgkins 米版)