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【保存版】カスタムの自由度が最大の魅力...。Androidで絶対に行なっておくべき設定ポイントを全7章立てで徹底解説!

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  • author 湯木進悟
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【保存版】カスタムの自由度が最大の魅力...。Androidで絶対に行なっておくべき設定ポイントを全7章立てで徹底解説!

iPhoneにはない魅力がいっぱいだぞ!

日本のスマートフォンブームは、最初にソフトバンクから発売された「iPhone 3G」が火をつけたことは紛れもない事実なんでしょうし、その絶対的なスタートダッシュの強みもあってか、いまだにiPhoneの人気は非常に高いようですけど、このところのAndroid人気も無視できないものがありますよね。えっ、でもやっぱり楽しくて使いやすいのはiPhoneのほうですって?

もしかすると、それはまだ十分にAndroidを使いこなせていないというだけの理由で、Androidの本当の魅力を堪能できないまま終わっているゆえに感じている不満に過ぎないのかもしれませんよ。まったく説明書なんて不要で、子どもでも直感的に使えてしまうiPhoneとは異なり、ややAndroidにはマニュアルなんかも必要じゃないかなって思っちゃうのが正直なところです。でも、いざAndroidを深く理解して思いのままに使いこなせるようになればなるほど、もうiPhoneには戻れなくなってしまいそうな魅力もいっぱいに詰まっているというのが多くのヘビーユーザーの感想でもあるみたいですよ。

まずはセットアップの段階から、ちょっぴり覚えておいたほうがいいコツもあるAndroidの基本中の基本、そして、こんなホーム画面こそがカスタム設定の極みじゃないかなってポイントに至るまで、米Gizmodo編集チームが全7章立てでまとめ上げていますので、これからAndroidを使ってみようかなって初心者の方も、もうバリバリにAndroidを使いまくってるんだけどねって上級ユーザーの方も、しっかりとおさらいしてレベルアップしてしまいましょう~

1. 基本中の基本

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Androidスマートフォンを購入してきて、最初に電源を入れる時に表示されるセットアッププロセスはスキップしてしまうこともできますけど、ここは面倒くさがらずに時間を取って、日ごろから使っているGoogleのアカウントが、これから使うスマートフォン上へと着実に追加されるようにしておきましょう。もちろん後からでも「設定」画面より自由に追加変更できますけど、最初にしっかりとセットアップしておいたほうが、デフォルトでスマートフォンへと自分のアカウントの情報が次々と同期され、いちいち自分でデータを移したり、一から打ち込んでいったりする手間が省かれて、非常に快適に購入したばかりのスマートフォンを使い始めることができますよ。

なお、同期するGoogleアカウントの範囲ですが、基本的には全情報を同期する設定で問題ないのではないかと思います。複数のアカウントを追加して同期していく場合でも、メール、カレンダー、連絡先、そして「Google Docs」の4項目だけは、自動でスマートフォンに情報が同期されてくるようにする設定がお勧めですよ。

あと同じく超基本の情報になってしまいますけど、とりわけiPhoneから移行してきて勝手が違うので戸惑ってしまいかねないポイントとしましては、スクリーン上部にある通知バーの存在があるかもしれません。メールやSMS、カレンダーの予定など、通知がある場合は、すべてこのトップの通知バーに基本的に表示されていくので、スワイプダウンすることで確認可能ですよ。慣れてくると、この通知バーの存在がAndroidの大きな強みとして光ってくるのではないかなぁって思いますね。

2. クリーンアップ作業

さて、ここがiPhoneを購入した時と大きく異なる、ある意味でAndroidの残念過ぎるポイントになってしまいますけど、買ってきた真っさらの時点が最もクリーンで使いやすいとは言えないことを忘れないようにしておきましょう。えっ、どうしてまだ使い始める前の段階なのに、すでにクリーンじゃないなんてことがあるの? それって、もしかして不良品?

思わずビックリと驚いてしまう方もおられるかもしれませんが、残念なことに、購入直後のホーム画面はシンプル極まりなく、なんとも寂しいくらいにすっきりしているiPhoneとは異なり、Androidは「ブロートウェア」の問題に悩まされていますよ。つまり、別にユーザーにとって本当に必要かどうかは分からないのに、勝手にデフォルトで次々と立ち上がってくるソフトがあったり、なんだかホーム画面にも不要なアプリのアイコンがたくさん並んでいる...というのが、多くのAndroidスマートフォンの購入直後の状態だったりするんですよね。

ですから、まずはいろいろと最初に自分流にカスタマイズする段階へと進む下準備として、ここは潔く一気に全ブロートウェアの徹底削除をお勧めいたしますよ。といっても、簡単には消せない設定なのが悲しいところなんですけど、それでも少なくともアイコンやウィジェットとして目に留まりやすい場所からは次々と消し去っていきましょう!

これから説明していきますけど、Androidの醍醐味でもある自由なカスタマイズを進める上で、勝手にキャリアやメーカーがデフォルトで仕込んでいるソフトやアプリなんて、基本的には要らないものばっかりのはずですよ。ホーム画面でアイコンを長押しし、ゴミ箱へとドラッグ&ドロップして削除することで、アプリの完全アンインストールとまではいきませんけど、デスクトップからは消し去ることができるでしょう。

中には、たまたまちょうど自分にはピッタリに思えるアプリがあったりもするかもしれませんが、やはり最初のホーム画面からは、取りあえず消しておくのが基本となりますね。これは残しておきたいというアプリのアイコンも、同じくドラッグ&ドロップ操作で、少なくとも別のスクリーンへと移し、最初に必須のクリーンアップ作業を完了させておきましょう。

3. アプリのインストール

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ところで、あまり大きな話題となることはなく、静かにサービスの移行が進んだので、まだそんなの知らなかったよだなんて方までいらっしゃるかもしれませんけど、実は今春、あのAndroidのデビューから親しまれてきた「Android Market」が姿を消して、新たにGoogle Play Storeとして生まれ変わっちゃいましたよ。音楽はGoogle Play Musicで、映画はGoogle Play Moviesで、電子書籍はGoogle Play Booksで提供されるというリニューアルコンセプトで、新生「Google Play」がスタートしていますね!

最初のセットアップ後に大胆なクリーン作業を終えたら、まずはスマートフォンからGoogle Play Storeへとアクセスしておきましょう。ここで1度でもスマートフォン側からアプリストアにサインインしておけば、その後のアプリインストールは、パソコン上の大きなブラウザ画面から一括管理が可能ですよ。このGoogle Play Storeのパソコンとスマートフォンとの連携レベルは本当に圧巻でして、パソコン画面でアプリを選んでインストールをクリックしただけなのに、もうその瞬間に自動的にスマートフォン上でインストールが開始されているという連携のよさです。もちろん、スマートフォンからGoogle Play Storeへとアクセスすることも可能ですが、やはりパソコンのブラウザからの快適検索&一発購入インストールがお勧めでしょうかね。

お好みのアプリをインストールすればするほど、どんどんと自分らしく使いやすい環境が整っていくのがスマートフォンの醍醐味なんでしょうけど、ここでは、まず最初に速攻でインストールしておくべきアプリのみをご紹介しておきましょう。やや日本語環境では事情が異なってしまいますけど、デフォルトで「Swype」のようなスライド文字入力のキーボードが入っていないという場合は、なんらかの対応しそうなアプリをいれておくといいでしょうね。やはり小さなスマートフォンの画面上で1文字ずつキーを押して文字入力を進めるよりも、ささっと一連の文字キーの上を指でなぞって単語を認識させてはスピーディーな入力環境が整うのに越したことはないでしょう。「SlideIT」なんかは秀逸なアプリですよ。優れた先読み変換で単語入力が速くなる「SwiftKey X」なんかもお勧めでしょうかね。まぁ、日本語環境ではフリック入力にも対応したSimejiこそが相変わらずの定番なのかもしれませんが...

続いてのお勧めアプリはQuick Profilesでしょうね。標準設定のままでも、シーンに合わせてマナーモードにするくらいはできちゃっても、出先ではGPSをオンにしつつ無線LANはオフに、家に帰ってきたら着信音量を中程度にしつつ無線LANをオンにするなどなど、まさにユーザーのリクエストへきめ細やかに応じられるような変更設定は、さすがにデフォルトでは備わっていないでしょう。しかしながら、Quick Profilesならば、そんなわがままな各種設定を記憶させ、ワンタッチですべて一発切り替えしてくれますよ。シーンに応じて着信音まで変えられるのは見事な出来栄えなんじゃないかなって思いますね。

あとはまぁ、これは多用するので絶対に必要というサービスの公式アプリも最初に入れておくとよいでしょう。Facebook」「Twitter」「Instagram」「Dropbox」「Evernote」の5大アプリなんて必須ではないでしょうかね。あっ、ちなみにTwitter向けには、デザイン的にも機能的にもバランスがいいTweetCasterが、1度使っちゃうとやめられない快適さと好評のようです~。

4. ウィジェットの設定

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どうでもいいことですが、この「ウィジェット」というネーミングは、いまいちインパクトに欠けるという意味合いからは失敗だったのではないかなって思ったりもしています。もうちょっと強力な呼び方でデビューしてくれたらよかったのになぁ。だって、このホーム画面でリアルタイムに情報を表示してくれたり、次々とスマートフォンのコントロールまで一発操作できてしまうウィジェットの存在こそが、iPhoneユーザーにとってはなんともうらやましい、Androidならではの最強性能を発揮できるアピールポイントとなっていたりしますからね!

あんまりウィジェットを増やしまくってもナンセンスですけど、米Gizmodo編集チームのお勧めは、大切なアポイントを逃さないカレンダーの「CalWidget」や、天気予報の「The Weather ChannelTwitter、あと最初からAndroidに標準で入っている音楽再生ウィジェットなんかは外せないんじゃないでしょうか。意外にも重宝することが多いのは、タッチするだけでカメラのLEDフラッシュライトをオン/オフできてしまうウィジェットアプリという意見も強かったですね。

いちいちアプリを立ち上げなくっても、ホーム画面だけで大抵の欲しい情報がそろってしまったり、スマートフォンの設定操作を変えてしまえるウィジェットの魅力は非常に大きいものがあります。各ウィジェットの表示画面のサイズは自由に変更可能ですし、ぜひこれぞ自分にとって最適な配置デザインっていうベストパターンを作り上げてしまいましょう。

5. ホーム画面の整理

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ここまでひとしきりアプリとウィジェットのインストールを進めてきた段階で、ちょっと時間を取って、再びクリーンアップ作業に入ることをお勧めいたします。どんなに必要な物ばかりが載っかったデスクであっても、きちんと整理整頓されていなければ、仕事の効率はなかなかアップしないですよね。それと同じく、スマートフォンにだって、すべて自分に必要なアプリやウィジェットばかりなんだって思えるものばかりがそろっていたとしても、きちんと整理して配列されていなければ、逆にゴチャゴチャとフラストレーションばかり溜まってしまう存在にしかなりかねません。しかしながら、自分にとってベストと呼べる配列の見事なホーム画面を作り上げることさえできれば、なんかもう基本的にはホーム画面のみでオッケーという強力なツールが完成しちゃうでしょうね!

まずは最もよく使ったりチェックしたりする頻度が高いものをセンターのホーム画面へと厳選して配置していきます。スマートフォンの設定を一発変更するウィジェットなども画面下に集めておくといいでしょうかね。アプリが増えてくると、ホーム画面に収まらなくなってくるのを避けるために、右や左にフリックして表示されるホーム画面へフォルダーを作成し、そこへやや使用頻度は落ちるものの大切なアプリをまとめていきます。とにかくよく連絡を取るコンタクト先へのショートカットフォルダーや、お気に入りの音楽ばかり集めたショートカット集なんかも重宝するでしょうね。ちなみに米Gizmodo編集チームが選んだベストなセンターホーム画面が上の写真なんですけど、なかなかいいと思いませんか?

このホーム画面の整理という項目は、よく考えて定期的に実施してみるといいと思いますよ。お部屋の模様替えをして気分一新&仕事の効率アップが図れるみたいに、ここに凝りまくって最高のスマートフォン環境が整った時の爽快感はなかなかなものです。ベストホーム画面のコンテストまで開いちゃったりしてもおもしろいかもしれませんよね。

6. ファイル転送

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最近では本当にスマートフォンの本体メモリーも、とっくに一昔前のパソコンなんかよりはよっぽど大容量という状況になってきました。なんでもクラウド環境から入手できるようにするのもアリですけど、やっぱりローカルに保存されているならではのメリットも捨てがたいですよね。ですから、やや時間を取られてはしまいますけど、1度はパソコンとスマートフォンをUSBケーブルでマウント接続して、音楽・写真・動画のマルチメディアファイルからドキュメントまで、一斉転送しておきましょう。

ちなみにMacユーザーなんだけど、自分はiPhoneじゃなくってAndroid派なのさって方には、お勧めのユーティリティーソフトとして「Android File Transfer」がありますよ。Android 3.0以上のOSにしか対応していませんが、USB接続とドラッグ&ドロップ操作で、なんともスムーズなファイルコピーが実現しちゃいます。あとはパソコンのSDカードスロットやSDカードリーダーを使って、microSDカード経由でのファイル転送も、意外とスピーディーだったりするでしょうかね。

7. おまけ

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ここまでの作業をすべて終えた段階でも、購入してきたばかりのAndroidスマートフォンは、もう見違えるような自分仕様になっていて、非常に使いやすい状態へと大きく様変わりしていることでしょう。なんとなくカスタマイズの自由度が高いと評されるAndroidへの親近感も強まってきたのではないでしょうかね。

カスタム仕様というのは、まさにユーザーの数だけ多種多彩なバリエーションが存在し、次々と進化していったりもしますから、ぜひギズ読者の皆さまにとって、これぞ最強の欠かせない組み合わせだぜって仕様をドシドシとコメント欄からお知らせくださいね。この記事も将来的に、また新しくアップデートされる可能性は十分にありますよ。

そもそもグーグルのAndroid OSそのものが常に大きく進化し続けています。例えば、現時点で最新のIce Cream Sandwich(アイスクリームサンドウィッチ)という開発コードネームだったAndroid 4.0以上のスマートフォンからは、初めて「顔認識による画面アンロック」が本格採用されてきましたよ。もちろん、これが絶対に安全なアンロックの方法だとまでは言えませんけど、フロントカメラで顔認識を行なって、スクリーンにタッチすることもなくロック解除できてしまうスムーズさは、なんだか1度使うとやめられない快適さですよ。これを使わない手はないんじゃないでしょうかね...。

他にも「設定」画面からしておくといいのは、パソコンメールの着信音の消音設定です。ケータイメールならまだしも、じゃんじゃんと届くパソコンのメールアドレスへのメールの着信まで、いちいちスマートフォンでメロディー通知していたら、なんかいつもだれかに呼び出されているようで、それでいて肝心の大切な呼び出しは逃しちゃうだなんて悪循環に陥らないとも限りませんからね。アカウントごとにメールの着信音設定をサイレントにできるようになっていますから、ここに届くメールだけは絶対に通知を逃してはならないってもの以外は、通知バーによるお知らせのみに変更しておいてもよいのではないでしょうか。

最後になりますが、米Gizmodo編集チーム内で大人気の別のアプリもご紹介しておきましょう。やっぱりスマートフォンが電話である以上は着信メロディーにもある程度はこだわってみたいものですけど、日本語対応も果たしているRingtoneメーカーの完成度はなかなかのものですよ。その名前の通り、お好みの楽曲で着信音の編集作成が簡単に行なえるアプリなのですが、うれしいのは連絡先の着信者ごとに着信音の設定ができてしまうポイントです。無料アプリになっていますし、これならば入れておいて損はないと思いますよ~。

Brent Rose(米版/湯木進悟)