と、一見信じられないようなニュースですが、これを報じた朝日新聞のデジタル版によると、NECはインドの農村で日本の品種を無農薬で栽培し現地のレストランに高値で販売することで、現地雇用の発生。そしてイチゴ販売の収益によるIT教育システムを構築することで、IT大国インドでNECの製品普及を狙うという計画だとか。
NECとイチゴ。一見全く関係の無いつながりの用に思えますが、さまざまな思惑があるんですねぇ......。
なお、記事によると今年9月からインドのプネ農業大学で試験栽培を始めるようです。日本の甘いイチゴは珍しい上、現地では農薬の過剰使用が社会問題になっているらしく、レストランや高級スーパーで高く売れるらしいですよ。
まさか10年前はNECがイチゴを栽培する日が来るなんて夢にも思いませんでしたが、IT技術だけでなく、多角的なアプローチを模索する時代になってきているということを再認識させられますね。
イチゴに限らず、一見ありえないような組み合わせでも効果的なイノベーションとなるかもしれませんよ? ただし、うまく考えないと「風が吹けば桶屋が儲かる」論になっちゃうのでお気をつけ下さい。
NEC、インドでイチゴ栽培へ 草の根からブランド拡大[朝日新聞デジタル]
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(小暮ひさのり)