読み書きが出来ないエチオピアの子供たちにAndroidのタブレットを置いてきました。そしたらどうなったと思いますか?
何と彼らはタブレットを使いこなした上にハックまでしたのです。
「One Laptop Per Child(OLPC、1人の子供に1つのラップトップ)」プロジェクトの一環として、発展途上国の子供たちにMotorola Xoomsのタブレットを与えました。
MIT Technology Reviewに、OLPCの設立者であるニコラス・ネグロポンテ(Nicholas Negroponte)氏がこのプロジェクトがどれだけ彼らにインパクトを与えたのかを語っています。
「村に箱を置いてきた。包装された状態でなんの説明も書かれておらず、それを教える人もいなかった。きっと子供たちは単に箱で遊ぶんだろうと思っていた。しかし数分後、1人の子どもが箱を開けた上に電源ボタンを発見した。彼は今まで電源ボタンというものを見たことがないはずなのに、電源を入れることができた。
そして5日も経たないうちに、1日1人の子どもあたり47ものアプリを使うまでになっていた。2週間もすると、村の子供達はABCソング(英語で)歌っていた。そして5ヶ月すると、Androidをハックしていたのだった。我々の組織であるメディアラボはカメラを利用できないように設定(馬鹿げていると思うが)していたのだが、子供たちはカメラを利用できるようにしていた。Androidをハックしたのだ。
これは本当に凄いことだと思います。
読み書きができない子供たち...看板があるような街に育ったわけでもなく、新聞がいつでも読めるわけでもなく、いつでも食料が手に入るわけでもない環境の子供たちが5ヶ月でAndroidタブレットを使いこなしハックしたのです。
人間の脳の好奇心と適応性はすばらしい。
[Technology Review via Dvice]
mayumine(Jamie Condliffe 米版)