…なるほど…水遁の術と吹き矢みたいな展開ですね…
空母初発艦、空母初着艦に続き、米海軍がなんと海中潜水艦からの無人機打ち上げに成功しました。
そう、海面からこつ然とドローンが現れるんざますよ。写真は合成ではなく実写。筒からふっ飛ばしてやると、ハサミのような翼を開いてパタパタと空に飛んでいくのがわかります。ひゃ~。
海軍研究所はこの全電気駆動の燃料電池の無人偵察機「Experimental Fuel Cell(XFC)」の開発を6年前から進めてきました。
原子力潜水艦プロビデンスの魚雷型チューブから打ち上げ、発射ではシーロビン魚雷発射管に改良を加えたものとトマホーク発射筒を使います。
海面のシーロビン魚雷発射管から飛び立ってからは司令室から遠隔制御で空からの映像をライブストリーミングします。XFCは数時間のテスト飛行後、バハマにある大西洋海底テストおよび評価センター(AUTEC)の海軍海上システム司令部に着陸しました。さすがに翼を折り畳んでこの細っこい筒に戻ることまではできないようですね。
今どきのドローンは本当になんでもできますね。国防総省国防高等研究事業局(DARPA)でも無人空中機と無人水中機の両方を発射できる「空母」を現在開発中です。名づけて「Hydra」プログラム。これが実現すれば水兵は遠隔操作の機体を探知の目をかいくぐって戦地に送ることができます。
こんなのがいきなり海から出てきたら漁師もびっくりですね。
[Naval Research Lab via ExecutiveGov]
ADAM CLARK ESTES (原文/satomi)