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3Dプリンターで月面基地が作れる? コンセプトデザインが公開

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    3Dプリンターで月面基地が作れる? コンセプトデザインが公開

    映画の世界のようなことが現実に。

    これまで、人類は宇宙や月にまで足を伸ばし、いまでは宇宙空間に滞在できる宇宙ステーション(ISS)をも作ってしまっております。しかしながら、月には未だに居住できるような施設はできておりません。

    それにはいくつかの問題があります。まず、そんな大きな施設を作る為に必要な材料を持って行くのには莫大な費用と時間がかかること。そして、有害な光線や温度変化、隕石の落下に耐えられる必要があるということです。

    そこでこの条件を全てクリアにしてくれる案を欧州宇宙機関(ESA)が2013年に提唱したのが、3Dプリンターを用いて建築するというものでした。そして、技術の発展と調査により実現可能であると発表し、詳細をまとめた映像が公開されました。

    141111lunarbase2.jpg

    一つのユニットを月へ打ち上げ、ドーム状の居住空間を広げた後に、その周辺を覆うかたちで、アームの先端に3Dプリンター取り付けられたロボットが尽きの砂を固めて強度のあるハニカム構造を作っていく方法になっております。現状、3ヶ月もあれば建築可能なようです。

    まるで映画や漫画「宇宙兄弟」であった内容なだけに、もうSFと現実の境目がだいぶ薄くなってきているように感じます。

    3Dプリンターの可能性はまだまだ未知数に思えてなりませんね。

    source: ESA

    Kelsey Campbell-Dollaghan - Gizmodo US[原文

    (okeyuhi)