ユーザに気づかれず、ブラウザの設定を変えてしまうアプリがこっそり出回っていることはご存知でしょうか。
代表的なもののひとつに、ブラウザを立ち上げるとまったく身に覚えのない、重い広告だらけのページに飛ばされるようなものがあります。そこでグーグルは、Chrome上で些細な設定の変更をも見抜ける新しいツールを開発したのです。
「ソフトウェア削除ツール」というこのアプリケーションは、現在のところはWindows向けにβ版でのみ利用可能となっています。グーグル曰く「このアプリケーションは、Chromeで問題を引き起こす可能性のあるソフトウェアをスキャンして削除します」とのこと。ソフトウェアをインストールし、起動すれば、Chromeのスキャニングを行ない、問題のある場合には警告を出してくれます。
米ギズでも早速試してみた結果、とくに問題がないことがわかりました。
この後Chromeを初期化するようポップアップが出てきたので、どうやらこのツールはすでに問題のあるソフトをインストールしてしまったユーザ向けに作られているようです(「キャンセル」をクリックすれば初期化されません)。この削除ツールは特に設定も不要で、好きな時に起動してスキャンをかけるだけで完了です。もし問題が発見された場合には、不正なソフトウェアを削除してくれます。
source: ソフトウェア削除ツール
David Nield - Gizmodo FieldGuide[原文]
(小山和之)