新たなワールドへ?
世界のスマートフォンって、基本的にはiOSのiPhoneかAndroidスマホの二択ですが、そこに新しい波がやってきました。
BlueOSという新ワールド
GizChinaは、中国のスマホメーカーのVivoが、独自に開催した2023 Vivo Developer Conferenceにおいて新たなBlueOSの発表を行なったと報じました。
これまでVivoは、AndroidをベースにカスタマイズしたOriginOSをスマホやタブレットに載せて発売してきました。ところが、BlueOSは、Rustというプログラミング言語をベースにした、Androidとは別物のOSです。
Vivoは、BlueOSを搭載する初のデバイスとしてスマートウォッチの「Vivo Watch 3」をリリースする準備を進めているようです。BlueOSはAndroidアプリに非対応ですが、いろいろなアプリがBlueOS向けに対応してきているらしく、中国のユーザーが困ることはないなんて強気だったり。AndroidベースのOSよりも、高速で安全に利用できるなんてアピールされています。
Vivoが押し開ける扉
中国のスマホメーカーといえば、やはりHuawei(ファーウェイ)やXiaomi(シャオミ)が有名でしょう。でも、Vivoは、同じ系列会社にOppoがあるので、まったく日本のユーザーになじみがないわけでもありません。折りたたみスマホまで出してるメーカーですし、市場シェアでも存在感を増してきています。
そんなVivoが、これから独自のBlueOSを、まずはスマートウォッチなどの周辺機器で採用し、続々と主力のスマホやタブレットでもシフトを進めていったなら…? 意外にもiOSでもAndroid OSでもない、巨大な第三勢力の勃興という流れで、おもしろいことが起きたりするやもしれません。
Source: GizChina