Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

ミュージシャンが小さなオシロスコープに熱狂する理由

  • 29,092

  • author ヤマダユウス型
  • X
  • Facebook
  • LINE
  • はてな
  • クリップボードにコピー
  • ×
ミュージシャンが小さなオシロスコープに熱狂する理由

2023年1月29日の記事を編集して再掲載しています。

KORGの「NTS-2 oscilloscope kit + PATCH & TWEAK with KORG」。電子楽器ガジェットのNTS-2とブックレット(英書)をあわせたバンドルなのですが、これすごく面白いんですよ。

手のひらサイズの小さなオシロスコープ

360141130e60b4cef02324fbaf1d662a_pc

KORGは「NTS-1 digital kit」という、手作りシンセサイザーを発売しています。これはKORGのDIYブランドであるNu:Tektのひとつで、今回のNTS-2は同シリーズに連なるものです。

面白いのは、NTS-2はオシロスコープである点。オシロスコープは電気信号を視覚化する装置なんですけど、これで色々なシンセの波形をチェックできるんです。波形といえば三角波、矩形波、ノコギリ歯などが有名ですね。

では波形を見てどうするのか。音の波形は振幅の大きさや波のいびつさなどが異なります。今聞いている音の波形がわかれば、今後の音作りをする際に狙いの音が作りやすくなるわけです。あるいは波形レベルから音を作り込んでもいいし、単純にビジュアライザーとしても面白い。

と同時に、NTS-2自体がチューナーやLFO、オシレーター機能を持っているので、補助シンセとしても運用が可能。ユーティリティとしてすごく活躍の幅が広い一台なんですよね。

サウンドハウスでの価格は2万4640円ですが、記事執筆時点でどの通販サイトでも売り切れ状態でした(注目度の高さよ…)。こんなに使いやすくて手頃なオシレーターはそうないですし、シンセ好きは持っていても腐らないですよコレ。

Source: サウンドハウス