フォームローラーの良さがやっとわかりました!
以前Amazonセールで購入したTRIGGERPOINTのグリッドフォームローラー。ランニング後に脚の筋肉のコリをほぐす目的で買ってはみたものの、すぐに使わなくなってしまいました。
というのも、ヒラメ筋や大腿四頭筋をほぐすためにフォームローラーに脚をのっけてゴロゴロ、ゴリゴリしてみたのですが、「クセになる気持ちよさ」とまでは感じられなかったんですよね。
ゴロゴロするだけではダメ?
付属の説明書によると、「トリガーポイント」とは、痛みやしこりを感じる箇所のこと。グリッドフォームローラーの特殊なボコボコした形状を体に当てていく中で「あ、ここイタ気持ちいい!」と感じるところですね。
フォームローラーの基本的な使用方法としては、ゴロゴロしながらこのトリガーポイントを探り当て、自重で圧をかけながらほぐしていくそうなのですが、我流でやってみてもイマイチ納得感を得られず…。
せっかく買ったフォームローラーは、それっきりお蔵入りしていました。
使い方を教わってきた
それから3カ月後。腰を痛めたので、いつも私が施術を受けているゆらり治療院へ駆け込んだところ…。
わたし「施術、ありがとうございました。また痛みが出たら、自宅でもできるセルフケアってありますか?」
ゆらり治療院院長 小澤晃一先生「ありますよ。フォームローラーが手軽じゃないですかね?」
わたし「ええっ、フォームローラー? ぜひ使い方を教えてください!」
というわけで、小澤先生にさっそくフォームローラーの効果的な使い方を教えてもらうことに。
基本姿勢
1. 水泳でいう「ストリームラインの姿勢」を取る。腕を頭上に上げ、背中はそらさずまっすぐに。イメージは一本の矢。
2. 手には 500〜2kg 程度のウェイトを持つ。500mLのペットボトルに水を入れて使ってもOK。
腰痛対策には
1. フォームローラーに腰を当てて、ゆっくりと上下する。
2. トリガーポイントを見つけたら動きを止める(ここ大事)。
3. 40秒以上静止して深呼吸を繰り返し、徐々に力を抜いていく。
4. 体の感覚で「緩んできたな」と思ったら、またすこしずつフォームローラーを動かしていく。
背中をゆるめたい時は
1. フォームローラーに背中全体 → 肩甲骨まわり → 脇を当てて、ゆっくりと上下する。膝を曲げ、足は地面にしっかりと固定。
2. トリガーポイントを見つけたら動きを止める。
3. 40秒以上静止して深呼吸を繰り返し、徐々に力を抜いていく。
4. 体の感覚で「緩んできたな」と思ったら、またすこしずつフォームローラーを動かしていく。
大事なのは「呼吸」
小澤先生いわく、
気持ちいいところはゴロゴロでいいけど、痛いところは止めてあげてください。大事なのは呼吸で、息を長く吐くことで筋肉が緩み、次第に痛いポイントがなくなってくるはずです
とのことです。
猫背の方にもおすすめ
デスクワークが多い人は、背中の筋肉が凝り固まったり、猫背になったりしがちですよね。ですが、背中がガチガチだと胸が開かなくなり、肺も縮こまってしまうと小澤先生は指摘しています。
肺活量が制限されて呼吸が浅くなると、息苦しく感じるほかにも眠りの質が低下してしまうこともあるそうです。対策としては、フォームローラーを使って広く背中のコリをほぐしたうえで、肩甲骨まわり、それから脇もほぐしてみてください。
脇エリアをほぐすとリンパ腺の流れが促進されるので、顔のむくみが気になる方にもおすすめとのこと。
「止めて呼吸を入れる」、フォームローラーをお持ちの方には、ぜひとも試してほしい使い方です。
Photo: 山田ちとら