最新のiPhoneに追加された「風切り音の低減」機能。あんまり注目されてないですが、自分は素晴らしいアップデートだと思います。
風切り音の低減は、iPhone 16、iPhone 16 Plus、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Maxで適用できる機能です。機械学習技術を使って、不要なノイズを低減し、音質を上げられるというもの。
設定は簡単。設定から、「カメラ」、「サウンド収録」と進み、「風切り音の低減」をオンにするだけです。
本当に効果があるのか、検証
では、本当に効果があるのか、検証していきたいと思います。ぜひ掲載の動画を見ながら違いを確認してみてください。
まずはその名前の通り、風に対してどれぐらい効果があるのかみてみます。
撮影した動画は、風が吹いている時に撮影したものです。前半は風切り音の低減機能をオフにし撮影していて、後半はオンで撮影しています。
オフでは風が吹くとゴォオオオオっという音に声がかき消されていますが、オンでは声が聞きやすくなっているのがわかります。
風が吹く野外の撮影なんかは、これオンにしておくの必須でもいいんじゃない?
風以外にも、効果ある?
ここで思い浮かんだ疑問。この機能、風以外でも使えないのか? 公式の説明では「不要なノイズを低減し」と説明されているので、もしかしたら風以外にも使えるのではと思い、検証してみました。
街の雑音に対して効果があるのか確かめてみます。
こちらの動画は機能オフ。
こちらの動画は機能オンです。
雑音に対しても効果がありますね! わずかな違いではありますが、オンのほうが声が聞きやすくなっているのがわかります。
かなり使えそう。でも若干の癖あり
オンオフを毎回切り替えるのも手間なので、常にオンにしておいていいんじゃないかと思うクオリティです。風の音や騒音で、せっかくの声が潰れていたらもったいないですからね。
ただ、若干癖はありそう。聞き比べてみるとわかりますが、オンにすると、環境音の高音(おそらく)が強調されてしまうような印象を受けます。
風切り音や騒音に効果は期待できるので、自分の好みと用途で、試してみてください。
Source: Apple