【キャッシュレス決済の現在地】
普段からコード決済アプリをよく使っているという人でも、「Smart Code(スマートコード)」のことまでは知らないという場合がほとんどでしょう。そこで本稿では、改めて同サービスについて概要をおさらい。ユーザー視点では、どういった場面で使えるものなのか、チェックしておきましょう。
■Smart Codeとは
「Smart Code(スマートコード)」とは、2019年7月からジェーシービー(JCB)が展開しているQRコード・バーコード決済の決済スキームのことです。コード決済事業者と加盟店をつなぐ部分を担っており、キャッシュレス推進協議会が公表した「コード決済に関する統一技術仕様ガイドラインCPM(Consumer-Presented Mode)」に準拠した仕組みで、複数のコード決済をまとめて使えるようにします。
要するに、コード決済事業者の視点で考えると、加盟店を増やすための営業を代わりにJCBが行ってくれるわけです。一方、加盟店側の視点では、複数のコード決済に対して個別に契約を行うことなく、Smart Codeを通すことで、幅広いコード決済サービスにまとめて対応できるようになることがメリットになります。
■使えるサービスと使える場所
2025年2月上旬時点において、Smart Codeの公式サイトに記載されている対応コード決済は以下の通りです。ご当地系のキャッシュレスアプリや、銀行系のコード決済アプリなどに多く対応しているのがわかります。
・atone
・ANA Pay
・au PAY
・EPOS PAY
・ギフティプレモPlus
・銀行Pay
・K PLUS
・GLN Payment
・JAL Pay
・BNPJ Pay
・Fami Pay
・pring
・Payどん
・MyJCB Pay
・みきゃんアプリ
・メルペイ
・LINE Pay(2021年10月以降の加盟店では利用不可)
・Lu Vit Pay
・OKI Pay
・こいPay
・はまPay
・ゆうちょPay
・YOKA!Pay
・Samsung Wallet(※こちらは1月14日のプレスリリースに記載)
![](https://static.andgp.net/cms/wp-content/uploads/2025/02/20250201_cashless_01.jpg)
▲Smart Codeとして使える決済サービス(画像出典:JCB プレスリリース)
【次ページ】よく見るとSmart Codeのロゴが掲示されているお店は多い▶
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