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ウニモグが標高6893mまで登頂!

チリの活火山、ホス・デル・サラードの頂上を制覇!
ウニモグ メルセデス・ベンツ ダイムラー トラック
Daimler Trucks & Buses Communications

2台のウニモグが活火山を登る!

世界各国の悪路で活躍するダイムラーの多目的作業車「ウニモグ」が、驚くべき高所まで走破したニュースが飛び込んだ。

1月23日にダイムラー社が発表したメディア向け資料によると、2台のウモニグ「U5023」が、活火山としては世界でもっとも標高の高いチリの「ホス・デル・サラード」(標高6893m)の頂上付近に到達、そのうち1台が、頂上まで走行して、自動車による高高度走行の世界記録を樹立したという。

2台のウニモグは、ホス・デル・サラードに複数あるキャンプに、非常用通信無線ユニットを設置する任務を負って10人のチームにより運用・運行され、頂上付近の高度約6100mの地点にまで到達したという。

Daimler Trucks & Buses Communications

このあと、自動車での高高度走行記録を樹立すべく、2台のうちの1台が山頂を目指し、標高6893m地点に到達した、とされる。

2台のU5023は、酸素の薄い高高度での走行に耐えられるように、内燃機関をはじめ各所に対策を施して任務に臨んだという。タイヤも、特殊なオフロード用に換装された。遠征隊を率いたMatthias Jeschke氏は、U5023について「高い信頼性、高高度走行でも問題を発生することのなかった重心設計、すばらしいタイヤ技術に感謝したい」と、述べている。

文・稲垣邦康(GQ)