GMO インターネットグループでは 1 月下旬から在宅勤務体制になっているので、自分は今に至るまでずーっと家で仕事しているのだけど、だいぶ変わってきたことや感じていることを書こうと思う。
仕事のスタイルの前提については、海外に行ったり、家でも家族の都合で半日家にいる必要があるというときは在宅で勤務していたのでそれほど変化はなかった。幸いにして、うちは夫婦ともどもワーカーホリックで集中して作業をするというスペースをマンションを買うときに作っていたのが効果的だった。なので、互いに仕事を始めるという時間になると互いのオフィスルームに移動して、昼食の時だけ顔を合わせてまた散っていって、夕食の時にお疲れさん、という暮らしを繰り返している。
妻は自分がいろいろ話していても気にしない性格なので、妻が休憩にリビングに来ているときに自分がデスクなどでオンラインミーティングでしゃべってても無視してくれて助かる。自分も妻がミーティングをしているときはノイズキャンセリングヘッドフォンなどをつけるので特に支障はない。
もともと slack 中心、会社に行ったとしても Exective Meeting の時だけ、というような生活をしていたのでパフォーマンスはあまり落ちてない、気がする。むしろ朝起きてからすぐに仕事して 21 時くらいまで仕事しちゃうということが続いていてヘロヘロになったりしているので、Alexa に「仕事を始めましょう」「仕事を終えましょう」などを喋らせるなど、時間割をしっかりするようにした。
休憩時間も難しい。会社では 13-14 時が休憩時間、という渋谷のランチタイムの混雑を回避するように調整されていたのだが、今となってはほぼ必要ない時間になっている。むしろ妻のランチタイムと合わせるために 12 時から昼食を食べる必要があり、その時間に打ち合わせが入ると冷めた昼食を食べることになって悲しい。この辺はフレキシブルにするよう、会社の方を変えるつもり。
リモート、というかオンラインコラボレーションは難しい。雑に集まってしゃべるということもやったりしているが、集まって雑談をするということが目的になってしまい、それはそれでいいのだが効果がちゃんと出ているのか?ということばかりが気になってしまう。そういう余裕も含めてトータルで成果を生み出すというマインドにシフトしていく必要があるのだろう。
動画サービスも問題だ。最初は Netflix や NHK オンデマンドでドキュメンタリーを再生しながら仕事をしていたのだが、けっきょくドキュメンタリーを見ても頭に入ってこないという状態なので、お経とか流した方がはかどるようになった。この辺、COVID-19 対応のキャンペーンでサブスクリプション全盛期なのだが、なんでも購読するようになった結果、むしろ自分が見るべきものを絞り込んで時間を有意義に使う必要があると感じる。
とにかく歩かなくなった。通勤していた時はなんだかんだありつつも 8000 歩前後は動いていたのに、今や 600 とかそんな数字である。週に一回は散歩の運動って感じで黙々と歩く時間をいれているが息切れをするようになったりと体力の衰えを感じる。さすがにまずいので今週から夫婦でラジオ体操を始めた。あと、習慣化がないと土日も同じて感じなので、今まで土日に掃除をためてしていたのを、毎日少しずつ平日に掃除をするようにして土日はしない、ということでメリハリをつけるようにした。
また、もともと家でできることで過ごす人間だったので、土日にそれぞれ 12h とかゲームをプレイして、現実のことを忘れることでリフレッシュできて平和である。この辺、アウトドアが趣味の人は気分転換ができずにつらいだろうな、って思う。ゲームはともかく通勤時間が無くなったことで読書の時間が相対的に減った気はする。
ペパボ CEO の @kentarow が言っているのだけど、今の状況が回復して2019年のように戻りました、ということはこれからはなく、今の状況の延長で未来を考えていこう、というのはその通りだと思っていて、新型コロナが落ち着いたらね~ではなくて、今の延長で働き方や暮らし方をアップデートしていく必要があるのだと思う。楽しくなってきたね。