ブラウザのブックマークは管理しきれないけど、オンラインブックマークは使い勝手に難。そんな悩みを筆者はFirefoxの「GMarks」を使って解消した。
先日の「シゴトハック研究所」ではないが、日に日に増えるネットのブックマークの管理は頭を悩ませる問題だ。階層構造を作って管理できるとはいえ、ブラウザのブックマークでは整理しきれないことは、誰もが実感していることだろう。
今回は筆者が実際に行っているブックマークの整理法を紹介し、今後の可能性を考えてみたい。
最初に1つだけ。中にはブックマークを保存するのなんて止めて、必要になったときに検索すればいい──という考え方も一理ある。「あれ、○○に関連するサイトを、何日か前に見たような……」と探し回るときには、Google Toolbarを入れている人ならGoogle Web Historyを使えばいい。これは閲覧したページをGoogle側で保存して、あとから検索できるものだ(4月20日の記事参照)。
ただし、この方法の場合、重要なコンテンツだなと思ったページと、単に表示しただけのページが同列になってしまう。それでも検索すればOKではあるのだが、いきなりそこまで踏み切れない人は、既存のブックマークから一歩進んだ、以下の方法を試してみるといいだろう。
Webブラウザのブックマークでは整理しきれない場合、誰もが思いつくのがオンラインブックマークを使う方法。ざっと挙げてみても、「はてなブックマーク」「Yahoo!ブックマーク」などのほか、ワールドワイドでは「del.icio.us」「Google Bookmarks」「BLINK」なども選択肢だ。
これらは自分だけで使うものなのか、ソーシャル(複数人で共有できるもの)なのかという違いもある。しかし今回着目したのは、登録と管理の容易さだ。それぞれブックマーク登録用のBookmarkletなども提供されているが、これが意外に使いにくい。del.icio.usなども試してみたが、Bookmarkletの起動でサイトとの通信が発生し、登録時に再度通信が発生するため、細い回線や、ブックマークサイトが重い時にイライラするのだ(ちょうど当時del.icio.usが重かったということもあるのだが)。
結局落ち着いたのは「Google Bookmarks」だった。ただし、「GMarks」という素晴らしいFirefox拡張機能があってのことだ。
GMarksを一言でいえば、Google BookmarksをまるでFirefox内蔵のブックマークのように使うための拡張だ。
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