三井不動産などが東京駅前の八重洲エリアで開発を進める「東京ミッドタウン八重洲」(東京都中央区)。このうちオフィスゾーンでは、「ポストコロナ新時代のオフィス」(同社)として、完全タッチレスオフィスとするほかロボットサービスの導入を予定。働き方改革を実現する環境の構築を目指すという。ロボットも働くオフィスはどんなもの? 実証実験の様子を取材した。
東京ミッドタウン八重洲は、A-1、A-2の2街区で構成。商業施設やバスターミナルのほか、日本初進出となる「ブルガリ ホテル 東京」などが入る予定だ。
A-1街区の7〜38階のオフィスゾーンは、東京駅周辺で最大級の基準階専有面積となる約4000平方メートルのフロアを確保する。また、顔認証や専有部の自動ドア化を進め、エントランスから執務室まで一切触れずに移動できる「完全タッチレスオフィス」を実現。新たな試みとして3種類のロボットを導入し、DXの推進を図るとしている。
導入するロボットは、アスラテックが手掛けるデリバリーロボット「RICE」6台、パナソニックの清掃ロボット「RULO Pro」8台、Doogの運搬ロボット「サウザー」5台の合計19台。
これまで、実証実験といった位置付けでロボットサービスの導入はあったが、同ビルでは本導入を予定。同社ビルディング事業部の山口周平氏は「当社のビルでは最も多い台数の導入となる。本導入で19台との数は、他社も含めめずらしいのではないか」と話す。
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