オフィスでは、従業員のウェルビーイングを高める仕掛けを2つ用意している。一つは、オフィスとしては日本初の導入だとうたう「瞑想ルーム」。室内は一人用の個室となっており、瞑想を体験できる。「集中」と「気づき」の2つのモードがあり、15分コース、30分コースをそれぞれ選べる。
瞑想の仕方を説明するガイダンスに従って、ミスト、光、音、香りが変化する。リラックスできる機能もあり、ガイダンスがない「雨音モード」「虫の音色モード」何もない真っ白な部屋となる「無モード」がある。
デバイスと連動しており、使用後は心拍・呼吸計測から「瞑想スコア」を発表する。この「瞑想ルーム」はパナソニックが開発したもので、京都のホテルに導入されている。今回は、それをオフィス向けにカスタマイズし導入した。
「日本人は仕事中ずっとオンモードで、ふとした時のオフへの切り替えが苦手な人が多い。そこで、一瞬でもオフになって気を休めてもらおうと瞑想ルームの導入を決めました」(渡邊氏)
実際に「気づき」モードを体験してみた。霧状のミストにより視界が遮断され、音と光が織りなす幻想的な空間を体験できた。一瞬オフィスだということを忘れるほど。
もう一つは、歩きながら仕事ができるデスクだ。従業員のリモートワークによる運動不足解消のために導入され、オフィスのなかでも人気があるという。
社内にあるさまざまな機能や部屋はWebシステムで事前に予約が可能。当日はスマホをQRコードにかざすことで使用可能になる。もし部屋が空いていれば、事前予約なしで同じようにスマホをかざせば予約とチェックインが同時に行われすぐに使用できるという。
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