iDeCo加入者でNISAを併用している人は9割――。そのような結果が家計診断サービスの「オカネコ」を運営する400F(東京都中央区)の調査で分かった。iDeCo加入者の毎月NISA平均積立額はいくらなのか。
調査は11月6〜10日、「オカネコ」ユーザー650人を対象に実施した。
個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)に「加入している」と回答した人は、前回調査(2024年7月)から6.2ポイントアップし、29.5%となった。iDeCoの掛け金は「1万円以上2万円未満」が最も多く37.0%。毎月の平均拠出額は「2万1209円」となった。
iDeCoとNISAを併用して「利用している」とした人は、前回調査から4.0ポイントアップして90.6%に上った。両制度の併用による投資が広がっていることがうかがえる。
iDeCoとNISAを併用している人のNISAの毎月積立額は「9万円以上10万円以下」が最も多く、40.8%を占めた。また、毎月の平均積立額は「5万7227円」となり、NISAへの積立額はiDeCoの拠出額より約2.7倍高いことが分かった。多くの加入者がNISAを、iDeCoより積極的な運用手段と考えているようだ。
iDeCoの加入理由は「老後の資産を作るため」が最も多く82.3%。「税制優遇制度を活用したいから」(59.4%)、「低コストで運用できるから」(19.3%)と続いた。
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