写真で見る、腕時計型PHS「WRISTOMO」ギミックに溢れた腕時計型PHS「WRISTOMO」。Webでの販売はまだだが、一足お先に写真で紹介する
NTTドコモが発売する腕時計型PHS「WRISTOMO」は、“単に小さくした”だけでなく、腕時計型であることのメリットとデメリットをしっかり認識して作られた端末だ。WRISTOMOをソフトウェアを中心に写真で見ていこう。 モノクロ4階調のディスプレイを備えたWRISTOMOは、腕時計としてはちょっと(というよりかなり?)大柄だ。液晶の上下にボタンがあり、これを押すとロックが外れて開く。開いた状態なら、普通の携帯電話のように耳に持っていって会話ができる。 WRISTOMOを見た人が口々に言うのが「このままじゃ話せないの?」というもの。もちろん、ハンズフリー通話機能も備えており、腕に付けたままで会話ができる。
女性が付けるとこうなる。かなりゴツイ
WRISTOMOを開いたところ けっこう凝っているのが操作体系だ。見てのとおり、WRISTOMOには0−9までのダイヤルボタンがない。十字キーと決定ボタン、2つのソフトキー、発話・終話ボタンの計9個のボタンで操作を行う。
キーが少ないだけあって、操作には工夫が凝らされている。何より、操作体系がまとまっていてマニュアルを読まずとも何となく使えるところがうまい。右ソフトキーは基本的に「戻る」機能であり、終話キーで「待ち受けに戻る」ようになっている。左ソフトキーはオプションメニューの表示、十字キーで選択して決定キーで確定できる。 唯一、たいへんなのは、やはり電話番号や文字の入力だ。十字キーでフォーカスを動かして決定ボタンを押していくのは、10桁の数字でもかなり困難。 幸い、PCのOutlookとの同期が可能なため、PCで登録してある電話番号に電話をかけるか、発着信履歴から電話をするのが中心になりそうだ。
待ち受け画面から左ソフトキーを押すと、画面左のようなメニューが出る。「時計モード」というのは、PHS機能を切って、腕時計のように使うモード。右ソフトキーを押すと、画面右のようなスケジュールが出る。スケジュールは4月29日の「みどりの日」もしっかりと休日扱いになっている
電話をかけるとき。左ボタンを押すと、発信および着信の履歴から電話番号を選択する画面になる。待ち受け画面から決定キーを2回押すと電話番号入力画面になる
待ち受け画面から右キーを押して電話帳を呼び出したところ
待ち受け画面から上キーを押してEメールを開いたところ。閲覧には十分だ
Outlookとの同期(シンクロ)はプーマテックのIntellisyncを使う。ケーブル接続のほかPHSの通信を使って接続するメニューもある。待ち受け画面から下を押すとWebブラウザが立ち上がる
アクセサリーから「アラーム」と「タイマー」を呼び出してみた。アラームは分単位で設定し、画面には“あとどれくらい残っているか”がグラフィカルに表示される。アラームは5種類設定でき、曜日設定も可能。メニューの奥まで潜らなくても、一覧画面から左ソフトキーでオン/オフできるのは素晴らしい ちなみに、先週木曜日に「腕時計型PHS、あなたは欲しい?」という記事の中で、WRISTOMOの購入について簡易なアンケートを行った(4月3日の記事参照)。 最も多かったのが「興味はあるが買うつもりはない」で40%。続いて「価格が安ければ買いたい」の22%だった。革新的な腕時計型PHS、受け入れられるにはまだ時間がかかるのかもしれない。 なお、Webでの販売は電話番号が入った新規契約のみ。もちろん、買ってしまえば番号を載せ替えることも可能だが、現在ドコモのPHSを持っていてWRISTOMOを購入するつもりの人は注意が必要だ。
関連記事 ドコモ、“変身する”腕時計型PHS「WRISTOMO」 ドコモは腕時計型のPHSを開発、販売する。ワンタッチで腕から取り外し、通常の携帯電話のように通話できる。生活防水やOutlookとの同期機能も搭載した 腕時計型PHS、あなたは欲しい? ドコモの腕時計型PHS「WRISTOMO」は、いろいろな意味で衝撃的な端末だった。映画の中から飛び出したようなデザイン、実用性を考えた数多くの機能……。さて皆さんは買いますか? 関連リンク WRISTOMO専用サイト NTTドコモ [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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