12月18日の発表以来(2003年12月の記事参照)、登場が待たれていた新生FOMA、900iシリーズ。そのトップを切って富士通製の「F900i」(2月3日の記事参照)がデビューした。
どこよりも早く購入できる場所(2003年6月の記事参照)で入手した「F900i」で、キャラ電やデコメールなどの新機能を中心に使い勝手を試した。
ライムグリーン、シルバー、ネイビーの3色ラインアップされるF900iだが、やはり鮮やかなライムグリーンが目を引く。流線型のボディは精悍な印象で、絞り具合のよさからホールド感も向上している(1月27日の記事参照)。
Flash対応になったことから、iモードのiMenu画面はFlash表示に変わった。メニューリストの最上段のアイコンもFlashになり、区切り線にもGIF画像が使われている。
ちなみにドコモのカタログによれば、メニューリストのアクセスにかかるパケット料金は、ムーバで9〜10円、パケットパックなしのFOMAで5〜6円、パケットパック40のFOMAで1〜2円だ。
900iシリーズ共通で搭載された機能の一つがキャラ電。キャラクターが動く様子はテレビ電話の相手にMPEG-4の動画で送られるため、900iシリーズ以外のFOMA宛にもキャラ電でテレビ電話できる(1月23日の記事参照)。
MPEG-4動画のエンコード/デコードをソフトで行う「F2102V」とハードで行う「P2102V」に、「F900i」からキャラ電でテレビ電話をかけてみると、やはりF2102Vではブロックノイズが出るなどかなり荒れた表示になってしまった。P2102VはF2102Vより若干きれいに見える。
F900iの場合、テレビ電話をかけるときにいつもキャラ電にしたい場合は「テレビ電話動作設定」で、「発信時自画像送信」をオフにしておけばいい。着メロのように、「○○さんに電話をかけるときは○○のキャラ電」というような設定はできないようだ。ただ発信中にメニューから別のキャラ電に切り替えることは可能だ。
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